超掌編更新を読むのが、日々の楽しみのひとつです。そうした中のお気に入りのひとつが、こちら。多くの話を三題噺で書いてらっしゃるのが達者だなって、まず思いました。そしてもうひとつ「100文字」で思い浮かぶのは、物語を作る前に必ず作る(僕がですが)ログライン。ログラインやプレミスをを書くのに良く用いる文字数なので、ここから短編なり長編なりに膨らませる可能性も考えられるわけです。つまりこの中から、十坂真黑様の新たな新作が……と勝手に思ったりもして、楽しいのでした。
百文字、その中でどの物語にも丁寧で『おっ』と思わせるオチがついています!気軽に読めるうえ、ものによっては慌てて最初から読み直してしまうものも多数あります。百文字なのに百文字以上の『物語』が詰まっていること請け合いです!いつも百文字どころか一万字、それどころが十万字で頭をひねっている人間からすると、作者様の頭の柔軟性は羨ましい限り!おすすめの物語群です。