エピローグ

「ただいま!」

 ルビは元気よく、学校から帰ってきた。

 もうルビは小学校の最上級生になっていた。

「お帰り。」

 とクレアはいい、ルビの方を見るとびっくりした。

「どうしたの、ルビ、顔が傷だらけじゃない。」

 ルビは答えた。

「下級生がいじめられていたから助けたんだ。」

「でも僕の方が負けちゃったけどね。」

「下級生は大丈夫だったよ。」

 と元気よく答えた。

 クレアはほほえみ、

「早く顔、洗ってきなさい。」

消毒しょうどくしてあげるから。」

 というと

「いいよ、もうそんなこと自分一人でできるから、おやつの準備じゅんびだけお願い!」

 ルビはそういうと、かばんを放り出し、洗面所へ向かった。


                   ※


 夜、満天まんてんの星空を見るルビ。

 もうフミヤが天国界に行って半年になる。

「早くこの死神界でもフミヤと同じような親友をしっかり作らないとね。」

 とルビは心の中でつぶやいた。


 星空の星たちは静かにルビを見守り続けた。



                    Fin

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