パンケーキ
夏祭りが終わり1週間以上が経ったある日、久々に彼女と会った。
ケータイでメッセージのやり取りはしていたものの文章のみのやり取りで少し寂しく感じていたところに彼女からパンケーキ屋に行こうと誘われた。
メニューの特徴や生地やクリーム、その他の食材に対するこだわりがとにかく凄い店らしい。
頼んだメニューが来るまでの間、彼女は調べた情報を嬉々と俺に話してくれたが、俺にはあまり情報が入ってこなかった。
適当に相槌を打って彼女が退屈しないようにする。頼んだメニューが来るまで彼女のモチベーションを下げてはならない。
話を聞いているうちに頼んだメニューが運ばれてきた。
運ばれてきたメニューは、パンケーキの上にクリームとバナナ、チョコレートソースがかけられたものとパンケーキの上にクリームと苺、ブルーベリー、ラズベリーの果肉とソースがかけられたものだった。
どちらも、彼女の選んだものだ。
そして、彼女が順に頼んだメニューを食べた時、俺が待ち望んでた瞬間が訪れる。
ありきたりだか、彼女の満面の笑顔を見るのが唯一の幸せ。
最愛の人の至福の時間と最高の笑顔を共有するのが何よりも好きだ。
これまでのデートもこれからのデートもたぶん、俺は彼女の笑顔を見るためにするのだろう。
夏の日 @takajiro
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