第11話 きんもくせい

 紅蛇 さんの詩

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883679990/episodes/1177354054884200817

 に誘われて外に出てみれば、金木犀の木につぼみがたくさんついていました。

 金木犀って、地味な木です。存在感を放つのは一年でほんの数日。

 小さなオレンジ色の花は満開で木を彩っている時でさえ地味で、けれどもその香りは道行く人々を圧倒する存在感を放つのです。

 そして花を散らせばまた、来年までその存在を忘れられる……


 我が家は日当たりが悪いので、満開で匂い立つのは来週でしょうか。

 来週は外に出るのが楽しみです。



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