異世界シャーク

作者 神島竜

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★★★ Excellent!!!

愛です。この作品を語るにはその一言で充分です。

この作品の作者さんは、ある生き物を愛してやみません。かわいいパンダ? それともカッコいいライオン?

そんなもんじゃありません。世にも恐ろしい海のハンター、サメです!!

かつて「ジョーズ」を皮切りにして、空前のサメ映画(またはそれに酷似した生物パニック映画)ブームが起きました。人々は海を恐れ、サメを恐れました。しかし時は流れ、サメ映画はいつの間にかマニアックで際物なジャンル映画のような扱いをされ、サメ自体も本物のサメとはかけ離れた描かれ方をされるようになりました。頭が5つになったり、竜巻と一緒に空を舞ったり……。

しかし、そんなカオスなサメ映画を愛する人たちも確かにいるのです。何よりもサメが好きだ! 頭が5つになったり、竜巻と一緒に空を舞うサメが好きだ!

そんな人が、ネット小説界で隆盛を極める異世界転生モノを書き始めたらどうなるか。

はい、サメが出ます。これでもかとサメがプッシュされます。当たり前ですよねぇ?

むしろ、この作品は異世界転生モノの皮を被ったサメ映画賛歌に他なりません。チートもハーレムもいいけれど、サメだって良いだろ、みんな! そんな作者の熱いメッセージに、私は心を打たれるのです!

好きを好きと叫ぶのは尊く、しかし勇気がいるものです。サメより素晴らしいものは実際いろいろとあるでしょう。それでも作者はサメの魅力をうたわずにはいられないのです。

皆さん、サメを愛しましょう。「ジョーズ」から産声を上げ、マニアックであろうと際物であろうと、確かにたくさんの人から愛されているサメを私たちも愛しましょう。そしてこの『異世界シャーク』を読むのです!

ほら、気がついたときにはあなたも、凶暴なサメの虜となるのです……。

★★ Very Good!!

物語はサメが登場する映画を撮影する、映画監督が捲し立てるところからスタートです。

会話の内容が、とても好きです。
広い海の上で大声を張り上げる中年男性監督が目に浮かぶようです。
これから、『異世界』に向かうのだとしたら、サメで異世界で、どうなるか想像もつきません。
楽しみです。

★★ Very Good!!

「細かい設定はどうでもいいんだよ! とにかくサメだ! サメだ! サメを出すんだ!」ってパッションが物凄く伝わってくる。
神がサメを弁護する作品なんてこの作品の他にはまずないでしょうね。
Z級映画のノリをこの作品に落とし込めるのか。期待の大きい作品だわ。