第4話怪物倒しちゃった。
とりあえず、メドゥーサのいるところには着いたが、ここからどうしようか。
「海斗、どうしているか見てきなさいよ」
「はい、咲様の為なら何でもー」
「おい、咲。バカなこと言ってんじゃねぇよ。海斗も悪ノリしてんじゃねぇ」
「ふん。そんなに言うなら私の力を見せてあげる。私にかかれば適当に矢を射るだけでメドゥーサぐらいは殺れるんだから」
咲が、そう言いながら矢を放つ。
「おい、もしそれが当たったりしたら.….」
そう言いかけたとき、
「ギャーーー」
と甲高い声が聞こえた。これはマズイ。早々に対処しなくては。
「刀華っ、鏡貸せっ」
「は、はい智殿」
「皆目つぶってろ、鏡がダメだったら俺が合図する。そしたら戦闘態勢を取れ」
「はぁ?戦闘態勢って、分からないわよそんなの」
「もう、何でもいいから、いくぞ」
「あー、もう分かったわよやりゃいいんでしょ」
「来るぞ、3,2,1.….」
あれ?おかしいな。足音止まっちゃったんだけど、見るか?見るしかないのか?しゃあねえ見てやる!
「あっ」
「何?何かあったの?」
「いや、メドゥーサさん、お亡くなりになったわ」
「えぇっ?!」
4人とも驚いているようだった。いや、俺自身も驚いている。
こんなことになるとは。端末のバイブ音がなる。これで最後の怪物も倒されました。ゲームクリアです。端末には、そう書かれていた。
それを見るなり、俺たちは突然光に包まれ、
最初の場所へ戻ってきた。
「あのー、神様。もう終わりですか?」
「うっ、」
反応を見る限り、そのようだ。怖がって損したなと思う。
「終わりよ、しょうがないじゃない。これしか出来なかったんだからー」
泣きながらそう言い残すとガイアは手を上にあげ、
「戻れ!」
とだけ言い、光を発して消えていった。
眼を覚ますと、教室にいた。元通りになったらしい。戻って良かったという思いと、残念だなという思いが込み上げてきた。
そして、ふと言葉にする。
「また、世界終わらねぇかな」
一旦 世界終了という事で.…. 気分屋p @gassy147
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