意表を突く切り口に驚嘆いたしました。壮大なSF的設定の物語ながら、作中の「異世界」の有り様にリアルの某テロ組織の現状を重ね合わせながら拝読しました。「この世に不満を抱き異世界への転生を望む者」は、そのまま、社会に不満を抱き新天地を求めて自ら某テロ組織に飛び込む若者を彷彿とさせます。現実のほうは、テロ組織に入っても何の能力も与えられず、単に自爆テロの要員にされてしまうのですが…。
ラスト、「異世界のリアル」の放送が終わる気配がないのは、「転生後の事実を知ってもなお、この世に不満を抱いて転生を望む人間の数が減っていない」という第二の問題を提起しているのでしょうか?
作者からの返信
弦巻 耀 様
コメントありがとうございます・
おお、自爆テロ要員ですか、そういう見方も遠くないですね。
「第二の問題」については、まったくその通りで、異世界を夢見る人間は後を絶たないと暗示しました。総数は減ってるかもですけどね。
で、この作品の後ろには、この世界と異世界を繋ぐパイプ的通路を塞ぐ、もしくは消すミッションがぁぁあああというのを書くかもしれないみたいな(笑
楽しく読ませて頂きました!
カクヨム始めて1週間以内の新参者なのですが、驚いたのが異世界転生ものの多いこと!(笑)
ええええ、こんなにあるの!?と戸惑っていたときに、このタイトルが妙に心地よく響き、早速読ませて頂きました。
ファンタジー系かと思いきや、現実社会への痛烈な風刺(と私には響きました)で、非常に痛快でした。
レビューとしてうまくまとまってない状態なので、とりあえず、こちらに感想を書かせて頂きました。
作者からの返信
崩紫サロメ 様
コメントありがとうございます。
一般ウケしないだろうなぁと思いつつ書いた拙作を読んでいただいて感謝です。
異世界転生モノも好きなのですが、転生先がいつも面白い場所とは限らないだろうと思っていて、その気持ちを作品にしてみようと書いた作品です。
読了、本当にありがとうございますm(__)m