主人公と八尾さんとの関係・・・・非常に素敵に描かれていたと思います。格別際立った事件が起こるわけでもないこうした作品、とても素敵ですね。勉強させていただきました。
自分は、物書きとしては、素人中の素人であります。とにかく、ハードボイルドが好きでたまりません。 好きな作家は、ベタですが、レイモンド・チャンドラーとミッキー・…
一気に読んでしまいました。流れるような読みやすさがありながら、物語に終始漂う緊張感。すごいと思います。わからないものをわからないままにしておくって難しいですよね。作者の手で答えを出したくなって…続きを読む
アマチュア作品にはアイデアや着想が作品の骨に上手く繋げきれてない『とりあえずこんなん出来ました☆』な作品も多い中、この作品は蝉時雨というシンボルを多面的に各所各所にいやらしくなく巧みに織り込んでいて…続きを読む
いっそ忘れた方がいいのに、忘れられない忘れられるわけがないから、記憶の底に沈めてしまいたいのに、浮かび上がってきてしまうそんなお話
蝉は必ずどこかにいる。でも、見つけられない。特にこの言葉が胸に残ってます。淡々とした一人称の語り口のおかげで、盛況な夏ではなく、陰りある哀愁の夏の雰囲気が引き立つ。先輩がどんな人だったのか…続きを読む
もっと見る