第25話 ネコーコ・ハルーミ姫は今

「おい、ネコーコ・ハルーミ姫の今を知りたくはないのか? そんな変態をやっていられる場合ではないぞ」

 サスケヒゲゾー伯爵は、上につんと向いた髭を触っって偉ぶっている。


 セクシー・ド・ヨンゲーンは、動きを止め、相手の出方をみた。

「……」


「おほうお。成程、ネコーコ・ハルーミ姫がキサマの弱点か。もう手籠めにしてある」

「なんだと? あの美しい心と清い体を踏みにじったと?」


「ああ、何が悪い」

 ふははははは。

 サスケヒゲゾー伯爵は、高笑いをした。

「女神のようなネコーコ・ハルーミ姫のすべてを奪ったのか!」


「会えば分かる。会えばな……。ふふふ」

「今すぐ会わせろ。そのためなら何でもする」


 >分岐<

 

 A すぐに会わせてやるとサスケヒゲゾー伯爵に唾をかけられる。

   第55話へ。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883918985/episodes/1177354054884429326


 B もう、会える体でないが、それでもいいならな……。

   汚い台詞にセクシー・ド・ヨンゲーンは、体を震わせ、胸ぐらをつかみ、今の台詞を取り消して、会わせろとねめつけた。

   第56話へ。https://kakuyomu.jp/works/1177354054883918985/episodes/1177354054884432886

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