第5話 儚き集い 〜季節外れの花明かり
「café bar Gin and Lime 」
東京都江東区の門前仲町という下町にあるデイリンとトンチの行きつけの店だ。
2人はこの店を、戦国炎舞の奥義 “迅雷風烈” になぞらえて「
生まれも育ちも横須賀であるマスターのKENは、若い頃、米兵相手のBARが立ち並ぶドブ板通りに入り浸っていた。
HONEY BEEという店のネイビーバーガーがお気に入りで週一回はパクつかないと落ちつかないとう程のフリーク振りを発揮していた。
その影響もあり、Gin and Limeでは「BIG KEN Special」という巨大なチーズバーガーをメニューに加えている。
KENは39才になる迄は茅ヶ崎で小さなカフェを経営していた。国道134号沿いの海が見える店で、暇な時は店の前に置いてあるデッキチェアでベガスロバイナというチョコレートとスパイス風味のキューバ産葉巻を燻らせていた。
決して儲けは多くなかったが大好きな海が近いこともあり満足していた。その後様々な経緯があり門前仲町に「café bar Gin and Lime 」を構えるに至った。
そしてこの店は今年でオープンから丁度10年目の節目を迎えた。
雪風はKENの錆びが浮いている旧いダッジバンでたまに横須賀迄ハンバーガーを食べにいく。そして茅ヶ崎珈琲倶楽部に寄りハワイ コナ NO.1を飲んで帰ってくる。
むさ苦しい男同士の道中に気の利いた会話はあまりなく目的地に到着するまではFMラジオを黙って聴きながら移り変わる風景をボーッと眺め続ける。
そんな気の置けない間柄を構築出来たのは長い月日の流れのおかげだろう。二人が出会って7年目。雪風のトライアンフはGin and Limeに半ば置きっ放し状態だ。
何時もはマスターのKENのセレクトによりjazzやbossa nova等を流しているGin and Limeが今日一日はリクエストデーとなる。
雪風主催の雲外蒼天イベント、いわゆるオフ会が開催される為だ。メンバー間の親睦を深める為に1年半程前から不定期に実施されている。
たまには地方メンバーも参加するが、主に関東周辺の現メンバー・OBが集まる。
「Skies Beyond the Clouds music night 」
これがこのイベントの名前だ。今回で3回目のイベントは新たにチーム入りを果たしたデイリンとトンチの為に雪風が企画したものだ。
各自が好きな音楽をリクエストしながら呑んで騒ぎ交流を深めるのだ。
といってもリクエスト出来る対象はGin and Limeにあるレコード・CDに限定されるが、jazz・bossa nova・Latin・black musicに関しては新旧相当量のストックがあるので余程マニアックな要求が無い限り対応出来る態勢だ。
一発目に流れた曲は、雪風のお気に入りである「The Brothers Johnson 」の「Stomp!」だった。ベースを叩いて音を出す奏法「スラップ・チョーク」を編みだしたベーシスト、ルイス・ジョンソンが、兄・ジョージ・ジョンソンと組んで立ち上げたR&Bバンドである。
チョッパー、ストリングス、ブラスセクションボーカルのハイトーンボイス、サビのコーラスが絶妙にマッチしているところ、そして何よりバンド自体が「愉しんでいる雰囲気」を雪風は気に入っていた。
炎舞に例えてみれば、軍師の下、アタッカー、マウンター、上げ班、下げ班、弓班等、前衛後衛の各役割の面々が活き活きと合戦に取り組み、連携が絶妙に噛み合った上で見事に合戦で勝利している。そんな感じだろうか。
スポーツやゲーム等で組成されるグループやチームは勝ちに拘りすぎると合理的に突き詰められ過ぎて次第に味気がないものになっていく弊害が生じる。
勝ちへの拘りは必要だがリミットのかけ方が肝要だと雪風は思っている。
だから「雲外蒼天」の運営ポリシーも「愉しんでいる雰囲気」を維持する事をファーストプライオリティとして設定し、盟主はその為の道化師役に徹すればいいと考えているのだ。
ゲームの結果を左右する「行き過ぎた調整行為」や「ギスギスしたいがみ合い」は「馬鹿の極致」だと雪風は断じている。
いじましい行為の末で手に入れた結果と報酬に大した価値は無いと雪風は想う。
雪風は炎舞疲れをする事があり、ゲームを止めてしまおうかと考える事が時折ある。
その度につらつらとこのゲームをやっている意義を考えてみる。単なる暇潰し以上の意義があるのか。
強さには憧れる。しかし戦力上昇の欲に取り
高戦力やレアスキルを誇示するマウンティング合戦を演じる光景を見るにつけ虚しさと愚かさを感じる。
このゲームのトップに君臨し、トンチが憧れてやまない「アンドリューのichi」は多くの
その超越的なステータスを目の当たりにするとちまちましたマウンティング合戦を演じるプレーヤー達の行為は余計に愚行に映る。
このゲームはよく出来たもので戦力に応じたマッチングが施され戦力クラスに応じた戦いの場が用意される。
したがってやみくもに戦力レベルを上げなくても十分楽しめるのだ。
突き詰めて考えると解はゲーム名の副題である「KIZNA-絆-」という言葉にある。
人との繋がりによる力、つまり密接なコミュニケーションによる連携が重要であり、その「絆の力」で目的達成した時に初めて真の達成感や爽快感を得る。
人と繋がり絆を結んでいく事で得られる熱い感覚だ。
それは学生時代のクラブ活動での感覚に少し似ている。
これがこのゲームの本質であり意義であるのかもしれない。少なくとも雪風はそのように結論付けていた。
ある意味実社会でも同様の事なのだろう。
コミュニケーションのキッカケは何でも良いのだ。合戦に勝った負けた、新しいスキルを手に入れた、カスカードを引いた、バグを見つけた等、何かにつけ盛り上がる事が大事なのだ。
こうしたやりとりを通じてお互いを知り、仲間意識が
様々な話題にコミュニケーションの花を咲かせるメンバー達を見るにつけ、雪風は自身も愉しさを感じると同時に、永久に続くはずのないこの集いに儚さも感じていた。
「
これが雪風の内心にあるポリシーだ。
そして出来る限りの工夫で「話の花が沢山咲く」
本日のイベントは雪風のポリシーを具現化した1つの
今、カウンターでマスターのKENと談笑に興じながらミモザを呑んでいる女性は連合内で「女王」と呼ばれている後衛の要「ジュラ」である。
髪型をミディアムのポンパドールにして、ベージュのウールジャージワンピースにベージュのブーツという出で立ちが彼女の魅力を引き立てている。
今日は不参加の広島の「zupi」は昨年12月に開催されたmusic nightで泥酔した上、ジュラにセクハラまがいのちょっかいをかけたが、文字通り
右肩の負傷はジュラの親友である「ちぢっこ」のハイヒールによりストンピングで受けたものだ。
zupiの右肩に痛烈な打撃を与えたちぢっこは、バスト93を誇るセクシーダイナマイトだ。
今カウンター席でジュラの左隣でキューバ・リブレを呑んでいる女性である。
長い黒髪を引っ詰め、ボストン型フレームの眼鏡をかけてシルバーのティアドロップ イヤリングを着けている。そして最大武器である胸元が強調された黒のロングタイトワンピースとハイヒールで決めている。
「悪夢の土曜日」に遭ったトンチでさえ骨にヒビが入る程のダメージが無かった点を考慮すると、ジュラ・ちぢっこの打撃は、
「zupi」は雲外蒼天創立メンバーで、連合のムードメーカーだ。サッカーチームのサンフレッチェ広島の応援団 bad boysにも所属している。
底抜けに明るく優しくて良い奴だとメンバーの受けも良い。若い頃はやんちゃで鳴らしたzupiは強さと優しさが同居している義理堅い漢で雪風が信頼するメンバーの一人だった。
「雪ちゃん、youtubeで「乱闘・広島・本通・猛者」で検索してみてくれ。12分30秒位の処で回し蹴りで赤い服の奴を倒したのが俺だ」
血気盛んだった若い頃のzupiの姿がyoutubeの動画から垣間見えた。そんなzupiも今や仕事真面目で
雪風を始め、zupi、ジュラ、ちぢっこ等、育ってきた環境・年代・職業・価値観も違う炎舞民が連合という1つの箱にメンバーとして収まり、合戦での勝利を目指して集合的作業を繰り返す。そのプロセスの中でメンバー各自は着実に成長していく。
よく出来たゲームだと雪風は感心している。
唯一彼が
移籍者が発生する分だけ新たな出会いがあるのでそれはそれで良い面もあるが、それにしても新規募集から新メンバーとの関係構築に至る諸々の負担が大きいのだ。
炎舞民は何故移籍を繰り返すのだろうか……
ある者は「
ある者は「修行してくる……」(お坊さんかよ)
ある者は「旅に出る……」(何処に行く気なんだよ)
理由は様々だ。
そしてある者はこうのたまふ……
「この連合愉しい!最高です! それではそろそろ行きますね。またよろしくお願いします」
“ 残れば良いじゃないか” と思う……しかし大体の場合この
移籍する者は「最高に自分に合う安住の連合があるはず……」という
しかしながら「最高に合う安住の連合」の明確なイメージや定義設定が無ければ、いつ迄も際限なく最高を追求し「
現に多くの者は「彷徨い人」だ。仮に「最高に合う連合」だと思う処に行き着いたところで、時間の経過と共に移ろいゆき、最高の連合ではなくなってしまう。
雪風は想う結論はこうだ。
1つの連合に留まり「最高に合う連合」を構築していく事が最も効率的だと……
だが人はそこまで合理的に行動は出来ない。
だから結局は彷徨い歩く事になるのだが、「ま、それでいいっか」が雪風の結論だ。
そういう部分も含めて人間だし、儚い関係だからこそ、多くの炎舞民は今を楽しもうと努めるのかもしれない。
雪風の率いる雲外蒼天は万年B階級に甘んじている。勝ちにこだわっていない時点で負けているし説得力がない。「愉しむことを優先」する事を前面に押し出し、万年B階級のエクスキューズにしている面も無くは無い。
ただ、今日のイベントで更にコミュニケーション強化が図られる事だけは間違いない。
デイリンはトンチの自転車を借りて浦安の「ボン ヴォヤージュ」まで行き、フランダーとセバスチャンがデザインされているTシャツを購入し、お見舞いとしてトンチにプレゼントした。
トンチの自転車を借りたのは節約の為だ。
「デイさん、僕がアリエル好きなん知っとんたん? 浦安までチャリンコやとめっさ大変やったやろ?」
アリエルも黄色い魚と紅い
「大した事あらへん。チャリやと意外に早いで。ちゃちゃっと行ってきたわ。それより、どんな感じなん?」
明らかに大丈夫じゃない状況をデイリンは知っていたので「大丈夫か?」というナンセンスな質問は引っ込めた。
「身体中が痛うてかなんけど、あんなけシバかれた割に骨は折れてへん。
お医者さんは「打撲が13箇所と擦過傷が17箇所あるので安静にしてください。発熱もあるかもしれない」って言うてたけど今んとこ熱も出てへん。
もしかしたらホンマに確固発動しとったんちゃうんかな。だけどアレやね、さすがに竹のお馬さん1頭で敵中突破は無理やね。玉潰しは回避したんやけど。へへ」
トンチは股間を押さえる仕草をしておどけてみせた。デイリンはトンチのポジティブ思考に感心すると共に早期復帰を確信した。
「なんしか、ゆっくり寝とかなアカンで」
「動けへんねやから、寝とくしかあらへんわ。せっかくのオフ会やのににくそいわあ」
「しゃーないで。きばりや」
「しもたなぁ〜」
オフ会の様子は改めてトンチにレポートする旨を伝え、デイリンはトンチのアパートを辞した。
トンチは悔しがっていたが、起き上がるのさえしんどい様子だった。
当座の食べ物と飲み物は置いてきたが、トイレさえマトモに行けるのか心配なので、オフ会後にまた寄ってやろうと決めた。
23曲目である「Grover Washington, Jr.」の「Just the Two of Us」をバックグラウンドにしながら雪風がほろ酔いで挨拶を始めた。
毎回、酔って挨拶を始めるのは照れ隠しだ。
「(前半省略) 〜 半年後、いや3カ月後には、今と全く同じメンバーと一緒にいる可能性は低いと思う。ある者はリアル事情、ある者は移籍で雲外蒼天を去るだろうし……
あるいは「雲外蒼天」自体が「雲散霧消」しているかもしれないね。我々の関係性はきっと春の桜のように儚いんだよ。桜の花が咲き誇る期間は限られ、確実に散ってしまう事を皆んな知っているからこそ、その期間を惜しんで桜木の袂に集い飲めや歌えに興じるんだと思う。
メンバー同士で気ままに語らって、冗談を言い合い、身に起こった面白い話を披露し、そして思い出の写真を見せ合う。失敗を笑い、苦労を労い、成功を称える。何かにつけ関わり合うんだよ。小松姫やドリルみたいなカスカードを引いてもだ……
きっと我々は雲外蒼天という桜の木の
過去を振り返った時に記憶に残っているのは戦いでの勝利数かぁ? 階級・順位かぁ?
多分そんな記憶じゃなくて、ここにいるメンバーとの思い出なんだと私は思う。
新しく我々の
雪風は、去年の挨拶とほぼ一緒の挨拶を行った。一貫していると言えば聞こえが良いが、多分新しく考えるのが面倒なんだろう。
「ごめんやしておくれやしてごめんやっし〜」
「トンチッ! 何してんっ⁈ 」
「ごめんください。どなたですか。トンチが参りました。お入りください。ありがとう!」
アパートで安静していなければならない筈のトンチを見てデイリンは驚いて声をあげた。
野戦病院から脱走してきた様に痛々しい姿にも関わらず、トンチは昔から大好きな吉本新喜劇のギャグと共にいきなり登場した。
とても起きていられないはずなのに、つくづく仕様の無い奴だとデイリンは
「こんなんやってるの知ってて寝てられへんもん。間に
身体中に包帯を巻き、
「んなぁボロボロで…しかも寒いのにそれ1枚で来たん…何考えてんねん! 休めてさいぜん言うたやん……どうなっても知らんで!」
初冬に差し掛かる時期にも関わらずTシャツ1枚だけ着て、しかも本来安静にしていなければならない身体を引き
「着替える時めっさ痛かってんけど、今日は記念すべき大事な日やから、僕が持っとる服ん中で一番気に入っとるやつを着て行かなアカン思てん。上着着てきたらフランダーが見えへんやん。あと、これ着てる時はあの商店街には絶対行けへん」
冗談めかして言っていると思いきや、意外にも真顔で話しているトンチを見たデイリンはほんの少しだけ胸が熱くなった気がした。
トンチは余程痛かったのだろう。上だけは着替えてきたたが、下はアパートの時のまま、ヨレヨレで膝の辺りが伸びきっている毛玉だらけのジャージを履き、
トンチは足を引き摺りながら、なんとかデイリンの座っているソファまで辿り着き、身体を放り投げるようにしてデイリンの隣に座った。
そしてデイリンの左耳に顔を近づけてトーンを落としながら囁いた……
「ちゃうねん。この会に参加したかった気持ちが無い言うたら嘘になるけど、ホンマは今日中にデイさんにちゃんとお礼が言いたかってん。家では嬉し過ぎてお礼言うの忘れてん。コレは記念の時だけ着てずっと大切にするつもりや。ホンマありがとう……」
デイリンは、トンチの
「雪さ〜ん! 今日は音楽リクエストしてもええんですよねー…ィテッ…」
トンチは、デイリンへの囁きとは打って変わった張りのある声をあげながら肋骨あたりを押さえた。まだまだ痛みがあるのだろう。
「トンちゃん、もちろん!」
いつの間にか「一夜城さん」から「トンちゃん」へ昇格を果たしたトンチに向けて、雪風が微笑みながら答えた。
「ほんなら「アンダー・ザ・シー」をお願いしやす。リトルマーメイドのやつなんやけど…」
「アンダー・ザ・シー?」
雪風は、KENと顔を見合わせ目配せをしたが、KENは一瞬首を捻るや否や、今度は首を静かに左右に振った。
「無い……」
雪風はKENの困惑した感情をシンプルな言葉で代弁した。
「えー、ほんならミッキーマウス・マー……」
「無い」
遊木風は、トンチが改めて発しようとしていた「困惑の呪文」の詠唱完成を絶対に阻止するかのようにカブせ気味で答えた。
雪風の返答をきっかけにして、トンチを除く全員が一斉に笑いだし、Gin and Limeは愉快で温かい雰囲気に包まれた。
トンチは笑いのツボが掴めず、不満と不安の入り混じった困惑の表情を浮かべながら周りを見渡した。
「トンチ君の為に景気付けだあぁーっ!」
トンチを一瞬で気に入ったKENが、次回に回そうとカウンターの下に隠していた巨大クラッカーを天井に向けて盛大に鳴らした。
そしてそれらはダウンライトやアンティークのスタンドライト、ミラーボールが放つ光を借りてキラキラと
トンチは入店してから僅か10分足らずで、Gin and Limeにいる全員の心を掴み、雲外蒼天に新しく大事な仲間が増えた事をその場にいるメンバー全員に十分知らしめた。
デイリンは、雪風が言わんとするところの「儚い関係」と「春の桜」の類似性をほんの少しだけ理解出来た気がした。
この温かく愉快な「今」と「寸分違わぬ同じ今」は2度とやって来ない。
なぜなら「トンチとデイリンが初めて雲外蒼天に入る」事は2度と無いし、トンチがGin and Limeで「アンダー・ザ・シー」をリクエストする事も2度と無いだろう。
つまり今日の「今」と似た「今」は再現出来ても、今日と全く同じ「今」を創り出す事は出来ないのだ。
多数のダウンライトとKENの計らいが、意図せずして絶妙な演出効果を発揮し「まるで春の陽光の中で桜吹雪が舞い踊っているかのような光景」を店内に創り出していた。
デイリンは笑うことも忘れて、無邪気にはしゃいでいる仲間達やこの光景をしっかり目に焼き付けておこうと必死に店内中を見渡した。
スマホの写真には残らない熱気、雰囲気、温かさ等が創り出した「春の陽光と桜吹雪の幻影」を心のカメラで撮り続けた。
デイリンはテーブルの上の空になったグラスを目線の辺りまで持ちあげ、グラス越しにトンチを眺めがら心の中で呟いた……「乾杯!真友!」
蒼天外伝 〜と或る軍師達の飛翔 遊木風(ゆきかぜ) @yukikaze2908
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。蒼天外伝 〜と或る軍師達の飛翔の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます