魅惑されるラビリンス

甘くて苦くて、けれど結局は幸福ではないだろうか。この作品に出てくる人たちは。
苦しみは人生のスパイスである。彩と言い換えても良い。
その香味を味わいながら、彼らは生きていく。
結花を中心に、カフェラテのアートのように描かれる人間模様。
薄っぺらくないのに、どこか軽妙でさえあり、奥深くもある。

いつか雨の庭に行きたい。お気に入りの一冊を携えて。
そんなことを考えた。

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