エピローグ

ふっ



最後のロウソクの火が静かに消えた。


これをもって、二十日間に及ぶ深淵聞耳百物語が幕を閉じた。


恐ろしい話。不思議な話。様々な話をここに集め、供養し、神仏に捧げる。


これで身の回りで起こる不運が少しでも解消されることを願って止まない。


だが、どうやら少なからず効果はあるらしい。


心なしかいつもの夏より、今年は幾らか涼しく寒いくらいである。それはたまたま気候によるものか、それとも‥‥


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

深淵聞耳百物語  総まとめ 三文士 @mibumi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ