第5話
リリーです!!
7歳になりました!!
なんかこの世界の貴族は7歳でお披露目パーティーをするみたいです。
私のお披露目パーティーは明日!!
それが終わったら1人前とおんなじ扱いらしいよ。
色々な勉強とかも全部7歳になってからなの!!
だから早く明日になって欲しい!!
「あ、ちょっとリリ、動かないで!
ドレスの着付けが終わんないから。」
うぅ…
今は明日着るドレス選び中。
私はどれでもいいと思ってるんだけど、お母様とお姉様が張り切り過ぎちゃって…
確かに変なドレスを来たら貴族としてどうなの?って感じになっちゃうけどさ。
もう着せ替え人形になってから2時間だよ!
いい加減に疲れちゃったんだけど…
まだかな?
「うーん。
やっぱりこの色はリリには似合わないわね。」
「そうね。
ねぇ、リリはどっちがいいと思う?
私はやっぱりピンクがいいと思うんだけど…」
じゃあピンクでいいんじゃないだろうか…
「えぇ!?
やっぱりピンクより水色のドレスがいいわよ!」
えぇ!?
お姉様がピンクでお母様が水色とか、どっちを選べばいいわけ?
「私はあまりよく分からないので、お姉様とお母様が話し合って決めて下さい。」
今、丸投げだなって思った人、2時間もドレスをひたすら着せられて、挙句の果てにどっちがいいのか聞かれるんだよ!?
めちゃくちゃ辛くない!?
それに、私がおまかせした結果、ピンクのドレスに決まったの。
下手に口を出さなくて良かったと本気で思った…
次からは、全部1人で選ぶことにします!!
面倒くさがりの少女が起こす革命 城ヶ崎花梨 @zyogasakikarin
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