第4話

もうすぐ3歳だぁ!!

生まれてから、結構経つけど、大変だった…

ほんとに、自我があるのって、恥ずかしいね…

だって、自分で動けないから人に助けてもらわなきゃいけないんだよ!?

しかも、トイレしたくなったらすぐ涙が出てきて号泣とか…

恥ずかしすぎでしょ!!

よく、小説とかで「赤ちゃんの頃は恥ずかしかった」とか言ってるけど、そんなにあっさり言える物じゃない!

ほんとに恥ずかしいやら申し訳ないやらで最悪…

でも、凄く優しいお兄様とお姉様がいるの!!

私は末っ子なんだけど、お兄様もお姉様も一緒に遊んでくれるの!!

特に、絵本読んでくれた時とかは嬉しかったなぁ…

だって、この世界のこととか分かるもん。

凄くありがたいよね!!

「リリ?

何か探し物?

欲しい物とかあれば、私が用意してあげるよ!!」

「ちょっとミーナ、先行かないでよ!

あ、リリ!!

欲しい物とかだったら、ミーナじゃなくて僕に言いなよ!

その方が確実に手に入るよ!」

ミーナって呼ばれてるのが私のお姉様で、ミリアーナって名前なの!!

その次に来たのが私のお兄様で、ジューンって名前なの!!

2人とも、すっごく美形なのよ!

私の家族が美形ばっかりだから、多分私も将来は期待できる…はず!

「欲しい物はないです。

お兄様、お姉様、ありがとうございます!!

部屋まで戻りたいのですが、連れて行ってもらえませんか?」

まぁ、道は覚えてるんだけどね…

探し物はないって言った瞬間に、2人とも落ち込んじゃって…

私もお兄様とお姉様が大好きだから、笑顔で居て欲しいんだよね〜笑

「分かったよ!!

一緒に行こう!」

よかったぁ、2人とも笑顔になった!

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