夏だねえ。 お祭り、花火、浴衣、甚平は嫌いだから着ないけど……、あとはお盆か。 1000文字の最後は美しく決めていただきました。
普通の夏祭りを感じて最後まで読んでいくと、「あれ?伏線あった?」となる。そして戻ると、ちゃんと伏線がある。素晴らしい。そして素敵な作品でした。
普通の話かと思いきや。あぁ、それは思って無かったですよ。
美しく哀しく、それでも読後感はどこか清らかです。深く余韻の残る物語。千文字以上の感慨がつまっています。浴衣、甚平、夏祭り、金魚すくい、それから花火。これまでのふたりを知りたい。このさきのふたりも知りたい。そんな風に思わせてくれる文字数以上に存在感のある物語です。
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