この部屋にいる「何か」

作者 猶(ゆう)

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★★★ Excellent!!!

僕は和製ホラーが苦手だ。
背筋がぞくぞくと泡立つあの感じはやはり気持ちのいいモノではない。

なのに読みたくなるのはこの人(猶さん)の文章だからだろうか……

ひとつ目のお話で怖いのに何故か神的な何かの存在に不思議な雰囲気に包まれ、ふたつ目の話でガッチリ身体の一部をホールドされた。
さあ〜もう後戻りもう出来ない。

こんな雰囲気をたった三つのお話で体験出来るのだ。

怖いことはみんなで経験しよう!

さあ〜扉は開いているよ、どんな時でもね。

★★ Very Good!!

 説明に「怖い話なのかどうなのか自分でもよくわからない」とあるので、ふーんと思いながら読んだのですが、立派に怪談として成立しており、何もそんな謙遜しなくていいのにと思いました。
 文章がきちんとしており、また読みやすかったため、やたらと恐怖を煽るわけでもないのに「うわこれ絶対怖いやつだ」と楽しんで読むことができました。
 2話目の「持って行かないで」が特にお気に入りです。

★★★ Excellent!!!

第1話で語られる謎の音。
間借りしている小動物なのかと思いきや……。
音を立てるというのは何かの意思表示なのか……不気味ですねぇ。
第2話は弟さんが心霊スポットで体験した話ですが……これは危険です。
心霊スポットと称されるような場所は大抵、生きている人間じゃないモノのテリトリーである事が多いものです。
生きている人間とて、自分の家に知らない人が勝手に土足で上り込んで来れば怒るものですよね。それは彼らとて同じです。
居着いてしまった彼らのテリトリーに遊び半分で立ち入ってしまうと、どんな災難が降りかかるか分かりません。
怖いですねぇ……。

★★★ Excellent!!!

「何か」の正体は知りたいけれど、やはりそれは知らない方が良いような気がして。
怪異とは、人の心が生むものなのだなあと再確認。
しかし、2話目のソレは......心が生み出しただけだとは、到底思えない。

★★ Very Good!!

初めて持った自分の部屋。その嬉しさの横に、正体不明の不思議な音。それは何をするでもなく、雨になると部屋の角でがりがりと音を立てる。
今思えばあれは何だったんだろうという怖さと、長年にわたって付き合ってきた親近感。それらが混ざり合った不思議なお話。