700字で凍らされる世界観

短編でありながら恐ろしい存在感の作品でした。

子供、母体、そういった人がめでたいと錯覚し、守護欲求をもたらすもの達を対象に、かつ、無慈悲に書き上げられた故の恐ろしさに脱帽です。

クギリが読みにくいとか、文章の繋げ方に違和感を持つ時がありましたが、それも、作風の怖さをより引き立てるフックになっているようにも感じました。