概要
幽霊は、人のこころの外にはいない。
子どもの頃は死ぬのが怖くて、というのも毎晩、たくさんの霊魂が空を飛び交う光景を見ていたからだった。月のない夜に、ぼんやりと白く光る物体が、空をスーッと飛んでゆくのだ。
僕は恐ろしくなって、布団のなかに閉じこもっては「どうか死にませんように」と神様にお祈りしていた。
文字数:1,409文字
朗読時間目安:4分20秒
僕は恐ろしくなって、布団のなかに閉じこもっては「どうか死にませんように」と神様にお祈りしていた。
文字数:1,409文字
朗読時間目安:4分20秒
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