この作品は、我が魔王軍を崩壊に至らしめる危険な書かもしれない。

現在、魔王軍で流行っているこの物語は、【死の三角関係】と呼ばれる【幼覇王】わたると側近黒田、りえりーの三名が大きな鶏に跨り、異世界から現代へ続く穴を塞いで回る物語である。

だがこの作品を読んでいると、その穴が我が魔王軍のメタファーに思えて仕方ない。 これは、人間側からの宣戦布告では無かろうか。

軍が崩壊するきっかけは、いつも些細な事だ。 この作品がそれで無い事を、私はただ願う事しか出来ない。

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