最弱ニートで超絶シスコンですが、国家スパイやってます〜俺の能力は【察知】スキルだけです〜

ねる

設定資料

世界観設定


※ネタバレあります。






〈人種〉



【ヒューマン】


基本、どの人種も先祖を辿ればヒューマンとなる。ヒューマンは何も能力を保有しないが、16歳の誕生日になると【スキル】がランダムに与えられる。

基本的に力を得るには努力が必須で、学校や実践訓練などで魔術、剣術を取得する。

しかし、他人種と比べてしまえば、その差は明らかで奴隷や残虐行為を受けているヒューマンも存在する。

中には龍の加護や宗教で力を付ける者も存在し、特に龍の加護を受けている者のお陰でヒューマンは滅ばずにいる。

基本、パーチェ連邦出身者が多く愛国心が強い。

平均寿命は70歳程で長くても90歳、早ければ40代で病死する場合もある。

彼らの歴史は長く、それぞれが文明を発達させていたが、ヒューマン同士争うのは得策では無いと考えた軍人により一つの国が作られた。(以下、パーチェ連邦説明にて)



【獣人けものびと】


ヒューマンならざる者、つまり獣とヒューマンのハーフ。

彼らは知能すら無いが力が生まれながらにあり、完全実力主義思考を持っている。

弱い者は切り捨て強い者が王になる、そんな彼らの忠誠心は目を見張る物がある。


獣人の中でも種類が分けられる。


・重獣じゅうじゅう系


大型獣とヒューマンのハーフで獣人の中でも腕力が桁違いに強い。国の幹部以上になってくると、重獣が多くなってくる。

強い者だと敵の両手剣を人差し指だけで粉々に出来る。


・中獣ちゅうじゅう系


彼らは小動物や中型獣或いは中型モンスターとのハーフ。

その大半が奴隷として生きている。彼らに獣権つまり人権は無く、衰弱死一歩手前まで働かされる事も多々。

そうは言ってもヒューマンよりは圧倒的に強くて、中獣系の中でも世界レベルに強い獣人も勿論存在する。

獣人の中では一番寿命が高く、1500歳が平均寿命。

多くが猫耳か犬耳、狐耳をしていて尻尾はない。


・脱獣だっじゅ系


約9割が元中獣系。重獣系からの肉体労働や差別に耐えきれなくなった獣人が命に等しい『耳』を切断し、ヒューマンとして人生を歩む獣人。

その大半はそのまま奴隷として拘束されるが、脱獣系になるとヒューマンと同等になる為【スキル】が与えられる。

そのスキル次第で人生を大きく変化させる事が出来る為、

重獣系の中から望んで耳を切断する獣人も存在する。


脱獣系はスキルの対価としてヒューマンと同様或いはそれ以下の腕力になってしまい、剣術や素手での戦いは絶望的に弱くなり、弓矢ですら引く力が無く、戦闘手段が限られている。



【龍人魔リュージンマ】


最も強い人種で生まれながらにして龍の加護或いは悪魔の魔力、魔王の魔力を保有している生命体。

元はヒューマンだったが、十年に一度の『龍災りゅうさい』にて龍を討伐した頃、に魔教信者が龍と契約した事から生まれた人種。

加護をしている龍や悪魔が死ぬと同時に寿命を迎えるので、彼らを殺そうとしても死にはしない。


これにも種類が分けられるが、その種類は十人十色な為特定して種類を言えないが、大まかに分けると二つある。


・龍魔人ヒューマン


ヒューマンとほぼ同等。だが、龍と合成し二つの人格を得た種族。この中にも魔王や天使、女神の加護を受けている生体も居るが、それらは加護や合成が無ければヒューマン以下。


・龍人りゅうびと


生まれながらに龍の加護を受けている真の龍人魔、強さは龍魔人とほぼ同等。

しかし、加護を受ける生命体の人格は一つのままで龍と同化している存在。




〈金銭〉


全国家、人種共通で金貨となっている。


金貨、銀貨、銅貨で、その価値は国の物価や人種によって値段が変わるので、的確な事は言えない。


しかし、ヒューマンの一般的な軍人収入は40〜55金貨程。

この変動は世界金融機関と呼ばれる世界共通銀行の運営が半年置きに変わる為、手数料が最大10金貨年間取られたりもする為だ。


※銅貨はオルフェンスター帝国以外で使う事は出来ず、他国で銅貨は無価値な物となる。



〈年月や時の流れ〉


この国には太陽や月といった概念がなく、国家規模で土地がドーム型に覆われている。

国民が朝なのか昼なのかを感じ取るのは大体の体内時間が大きくなるが、

人工的に生成された太陽に等しい存在があり、それを軍や兵或いは国家が動かしていて、毎日が夜の世界も存在する。


ヒューマンは起きて15時間すると自然に眠たくなる為、約7~9時間睡眠する事からヒューマンでは一日が約22~24時間となっている。

1年が500~750日で、それを決めるのは政権を握っている代表者。

全員の誕生日は、翌年になった時となる。


この何時間というのは、*ヒューマン協定において出された時空論を元に出している。


獣人には時間という概念そのものが無く、寝たい時に寝る。起きたい時に起きるというスタンスを保っている為、労働の拘束時間も定められておらず重労働が頻繁に行われている。


龍人魔に関しては、天暦を使用している。

彼らにとって本来の世界は魔界である為、その名残から魔界の魔王世代交代と共に1世紀経つという理論で生きている。


獣人同様時間という概念が無く、そもそも睡眠という概念も無い生体が大半を占めている。




〈宗教〉


この世界の宗教は国を捨て自らの価値観や理論に基づいた生活を無法地帯で行っていて、全国家へ宣戦布告をしている。

たった二つの宗教だが、その脅威は世界規模で実際、*ギル・スフィアの王は魔教信者。

国が乗っ取られたり崩壊したりするケースも多々ある。



【魔教まきょう】

彼らは魔使マーシーに忠誠を誓っている。魔使とはディニアストレイという人物とアストロという人物が考えた空想の存在。


白いコートに赤い帽子がトレードマーク。

龍や悪魔と人体結合(龍魔人ヒューマン)する事で力を得る変わりに人格を捨て身体を捧げる信仰がある。

ちなみに、魔教全てが龍魔人ヒューマンであるが、龍魔人全てが魔教という訳では無い。


目的はただ一人の男【ディニアストレイ】の陰謀だけの為に行動している。

ヒューマンや獣人、時には龍人魔すら襲い、痛めつけながら懺悔に殺す姿を見る事が安らぎを与える。

彼らはパーチェ連邦以外の国家全てに配置されており、その判別をするのが極めて難しい。




・【獣教じゅうきょう】


これは魔教が龍の加護を受けるのと似ていて、獣と人工的に一体化させヒューマンでありながら獣人として生きる宗教。

これも【ディニアストレイ】が絡んでくるが創設者は【ネベル】。

彼らは『死』を求めるが、それは出来ない。

ネベルの命令は絶対だからだ。

大半が無理矢理サインさせられて入信した。

その数4万で全員が千里眼とワープを使う事が出来る。

基本攻撃手段は素手だが、威力は重獣系の獣人以上。


右目を紺色の眼帯で隠し、真っ黒なフードを被っている。




〈国家〉


この世界には現状国が五つしかない。

それを大雑把に書いていく(書きすぎるとネタバレしかない為)



・パーチェ連邦


首都レルシアン(レルシアン王都)

人種:ヒューマン(脱獣系の獣人含める)

政治仕組み:10年に一度王選があり、各代表(パーチェ連邦開国前の国家)が立候補し、国民投票で決められる。

ただし、王は実質的な権力は保有していない。

全ての決定権は爵位保有者によって決定されるが、議案を出す権利を爵位は保有せず、軍隊が保有している。

これはレルシアン王国合併時に『ヒューマン憲法』により決められた。

しかし、最終決定権は全国民にある。


元は10カ国に分かれていた。

しかし、龍人魔や獣人、魔教や獣教からの宣戦布告が絶えずヒューマンは絶滅危機にさらされていた。

そこで当時あったヒューマン国家限定の世界規模の会議『ヒューマン国際議会』にて10カ国中8カ国が合併に賛同した。

それから50年程、『レルシアン王国』として完全民主主義で内戦を起こさずに上手く政治を回し、軍の統制も取ってきた。


*フリーダムとは『武具交易平和同盟』を結び、パーチェ連邦が武具を売り交易を行い続けたい思いから同盟が結ばれる。


その後、ヒューマン議会で賛同してこなかった2カ国が加盟し、平和の意味を込めて『パーチェ連邦』という国名に変わった。


それから300年。龍人魔である『ルース・ギフィア』がパーチェ連邦の一部を占領。

それに太刀打ちしようとしたが、その前に可決された条約『不可侵条約』と『ヒューマン協定』により手が出せない状況になった。

その占領された地域は『ギル・スフィア』という国名になり、農業を中心に活気を入れていた。


その『ギル・スフィア』から年間160億金貨分の農作物を輸入し、その対価として武具を輸出する『農業武器貿易』により、結果的にパーチェ連邦にとってプラスになった。


そんなパーチェ連邦は先程少し触れた通り『武具』を中心とした武器屋や鍛冶屋が近年、多く並ぶようになった。


しかし、そう上手くも行かず『オルフェンスター帝国』や『ゼロシア』には奴隷として年間2万人程拉致にあっている。

これはパーチェ連邦にとって一番の国際問題化している。

更に『魔教』や『獣教』への入信者も国家規模で見れば少ないが年間数百人出ているが、現状軍事力に影響は無い。


そして、約10年前に国民投票にて可決された『オルフェンスター帝国外交防衛組織』

これはオルフェンスター帝国とパーチェ連邦が共同で訓練を行ったりし、外交関係を良くしようという目的で作られた。

その数年後にはオルフェンスター帝国と『同盟』を組み、現状パーチェ連邦の外交は保たれている。


しかし問題は内政だ。

パーチェ連邦は広大で、連邦という程の面積を保有し、民も保有している為色んな意見が飛び交う。

当然、国民投票になったとしても、元々先祖が住んでいた国によって文化や考え方が違い内戦が勃発する。


要因は格差だ。

軍隊に所属出来ず、武器や鍛冶スキルが無い上に商売の腕もない人達は、政府になるしか無かったのだが、政治家枠は44名な為貧困街が出来始める。

それもそのはず、押収する税が月10銀貨つまり、1金貨と同額になっているのだ。

月は10〜60日とあまり定められていない為酷い日だと体内日数で10日に一度押収される。

年間340銀貨押収された年もある。つまり軍人でさえも生活困難となるレベルだ。


だが、金貨が必要なのは無理もなく、フリーダムと結んだ武具交易平和同盟やギル・スフィアと結んだ農業武器貿易によって、武器生産が追い付かない事態になっている。

これが途絶えると外交関係は一気に悪化する為、仕方ない事ではあった。


軍人数は約1623,971人で国家一の人数。

公共移動手段は『テミルーズ』の竜車。


基本的に魔術学校か剣術学校で技術を取得するのが一般的だが、精霊学校や幻霊学校など特殊な学校も存在する。

これに通わないと生涯詰むことになる。





・ギル・スフィア


首都:ギファス

人種:ヒューマンや脱獣系が殆どだが王が龍人魔

政治:全ての権利が王にあり、それに反する事は許されない。

しかし、元首は王ではなく、王が一番信頼を置いている脱獣系或いはヒューマンにおかれる。その元首には内政、外交そして騎士団育成


歴史は浅くてまだ建国5年。

全てパーチェ連邦と同じ文化を持っていて農業を積極的に行っている。


この国での農作物は貴重な為、全国家(ゼロシア含む)と不可侵条約を組み、現状外交関係は維持されている。


国民三大義務とし

15歳以上50歳未満の農民以外は軍に所属する

他国との交流を一切禁ずる

民主主義を大事にしていく。


とされている。

ちなみに、この国は事実上の独裁国家だ。

元ゼロシア幹部『ルース・ギフィア』の企みによって建国された。

国民は騎士団や政府関係者以外他国へ入国出来ず、国境での入国審査がかなり厳しい事で有名。

更に、ギル・スフィアは幹部9割が他国籍な為異文化がある。


・オルフェンスター帝国


獣教のみで結成された軍事国家。

10歳から強制的に軍隊に入隊させられる。

政権は王のみが保有する独裁政治。

首都はオルフェンズ

ヒューマンが人口の2割を占めているが、その全員が奴隷として拉致された者達。

軍事力や統制力は世界で一番だと言われている。


【階級】

元帥


元帥は軍隊所属20年以上のキャリアが必要となる(約30歳)が、オルフェンスター帝国には年齢という概念が無いので、曖昧。

そして、宗教入信経験が無い重獣系獣人の選ばれし者。

これを決めるのは王。


元帥は総軍総司令官とし原則一名のみに与えられる軍隊のトップ。

総軍副司令官とし、大将も指揮を執る場合がある。

次帥などの階級は設けられていない。


【大将】


大将もこの国では元帥と同様キャリア+実力が必要とされるが、大将の場合だと中獣系も対象になる。

参謀を基本行う。元帥の次に階級が高い。

大将は2名まで枠があるが、現状一名で動いている。


【中将】


中将は大将と同じく軍司令官として指揮を執る事があり、中将の部隊のみで出陣する事もある。

この場合、その軍隊の総責任者は中将となる。


【少将】


稀に軍司令官を任される場合があるが副軍司令官とてその働きをする。


【団長】


軍に3名任命されており、軍の中で結成されている部隊を率いる。

団長からはキャリアが関係なくなってくるが、実力と統制力が必要となり、将官、元帥になる為の登竜門的な地位でもある。


【大佐】


その団長率いる部隊の副団長として動いている。若くて12歳程でもなれる地位だが決して甘くはない。


【中佐】


その部隊にも更にグループが分けられており、その一つの小規模部隊の団長を務める事があるが、基本的に指揮権は大佐以上が保有している為直接的な決定権は無い。


【少佐】


その小規模軍隊の副団長。



*大尉、中尉、少尉の称号は無し


【軍曹】

更に小規模になった部隊の隊長。基本10〜20人グループの隊長として動く。


【伍長】

その部隊の副隊長。


【上等兵】


初年兵育成がメインで兵の中では一番地位が高い。


【一等兵】


一般兵。


【二等兵】


初任兵。


基本どの国もこのオルフェンスター帝国の階級を取り入れている。



・フリーダム


首都:スター地区(旧名:オルフェンスター植民地中心地区)

獣人とヒューマンが共存している唯一の国。

政権は表面上民主主義国家として国民が保有している。

しかし、その時の王によって差別が明らかになる。


現状ある法律で、ヒューマン税率法という法がある。

これは、獣人は税金を払わない代わりにヒューマンが通常の2.5倍以上払うという法律。

他に、獣人軍独立法により、ヒューマンが中佐以上に階級が上がれない法律が出来る。


4年任期で、王が改正される。

王選にはヒューマンから4名、獣人から4名出場して国民投票により選ばれるのだが、

フリーダムは昔、オルフェンスター帝国の植民地だった為、獣人の人口が高い事から王選でヒューマンが勝つ事がまず無い。

事実上の独裁国家となっている。

そして、植民地解放から今まで鎖国を行い続け、自らの力や中心人物の情報を外部に漏らさない。

それによりスパイや工作員が他国に2名以上配置されている。

対ドラゴン戦でもあまり実力を出さずに他国に頼っている。

フリーダムは一番北にあるので、ドラゴンが襲ってくる心配も無い。


・ゼロシア


首都は保有せず、領土も保有しない。

国認定はされているが、法律や民全てを保有しない唯一の国家。

全員が龍人魔でテロ組織の一つ。

何名がゼロシア国籍なのかは未だ不明だが、数百人以上は在籍している。

それらの殆どが昔ヒューマンだった。


統制力すら無くまとまって行動はしないが一応地位が設けられている。


それは序列。

パーチェ連邦にも序列は存在するが、その序列は世界規模の指名手配レベルによって変動する。

序列Sランク、これは数十名しか居ないランクで殺人や国家テロ、拉致監禁、最悪の場合国家を一つ消し去った龍人魔がSランクになる。

これを人はゼロシア序列上位と呼んでいる。

世界のあちらこちら(パーチェ連邦は規制あり)に龍人魔が存在し、領土すら持たないが国家を丸ごと支配する事が稀にある。

彼らの目的は世界を最終的に龍人魔で占める事。

しかしそれが今すぐ出来ない理由が宗教の存在になる。

宗教とゼロシアが対立するとなれば世界大戦に勃発する事になる、そうなればゼロシアは統制されていないのでゼロシア同士撃ち合う事にも成りかねない。

ゼロシアは国としての活動はしてないが国家一危険で強い国だ。



〈法則〉


この世界には法則が一つだけ存在する。

それは10年周期で3体ドラゴンが襲ってくるという事。

その為、全国家が国をドームでおおい被害を最小限に抑えている。

そして龍人魔(好戦的或いはヒューマンに味方する龍人魔)がドラゴンを討伐する。

モンスターも各地域に生存しているが、このドラゴンが現れる〈ドラゴン・ワールド〉が起きる時に排出されている。


モンスターも種類が様々あるが、基本的に獣と同等ぐらいの力でモンスターと獣同士の争いもある。

この〈ドラゴン・ワールド〉を無視し続けると10年後また起きるので計6体+多数のモンスターで世界が覆われてしまう。

なので、この世界は国家同士の争いもあるが現状、この〈ドラゴン・ワールド〉に備えて訓練しているという現状。

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