するすると読めるタイプのブラックジョーク集です。謎の土地神、蛆神様に願い事をすると、それが叶う。しかし、叶えられた願いは直接的で融通が利きません。あっさりと取り返しのつかない事態になり、それを観察する主人公は読者の代弁者。そこに生まれる何とも言えない笑いは正にブラックジョークの真髄と言えるでしょう。日常と隣り合わせの異物感は綾辻行人先生の深泥丘奇談のようで、とても好みの作品です。
まずは、氏神ではなく「蛆」神という時点で一筋縄にはいかない神様なのが分かる。そして主人公の辛口でニヒルな視点と、蛆神様に願う人間の業や、愚かさが奇妙に混ざり合い、ブラックジョークのようになってい…続きを読む
一話一話の量が少なく軽快に読むことができるので、途中でダレることなくサクサク読むことができます。前半は一話完結のコメディータッチのホラーなのでどこからでも読むことができます。ホラーが好きだけどあ…続きを読む
面白いです。ダークな笑いがぶっこまれている作品です。話の主人公は、小島ハツナという女の子。隣町の高校に入学した、高校一年生です。定番の挨拶となっています。隣町には『蛆神様』という、どんな願い…続きを読む
身近に神様がいるその町ではお願いすれば叶ってしまう。妙に癖になるコメディタッチなブラックさがある作品です。短時間で読めるのでどうぞ皆さん味わってください。
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