自作小説のヒロイン役になりました、現実(リアル)で。
夜闇 輝
第1話 始まりはメールから
当時遠い方の小学校にした理由は確か、校風が好きだったから、お城みたいな白い壁、可愛いアーチ型の窓とか、一目でここにしたいと思った。クラスメイトとの思い出は余り覚えてない。最後に見に行ったときは、工事の壁で覆われてた。
バスで行く中学校に通った理由は忘れた、今思えば何であんな荒れたとこにしたんだろうって思う、でも不思議と嫌じゃない自分もいて、変な感じだった。
高校を女子校にしたのは単純で、担任の先生に薦められたのと、その時は少し異性と距離を置きたいと考えてたからの筈、そこでできた(元)親友と二、三年の時担任だった人以外には、まぁ恵まれてたと思ってる。
その担任に薦められた専門校を断って定時制情報科の高校に入るために一浪したのは、進むのが怖かったから。入ったら最後、それに関する仕事しか出来なくなって、他にやりたいことができても、一生無理な気がして、完全に決まるギリギリのところで父さんに相談したときに、その学校の話が出た。
それからはバイトを始めたり、中学生に紛れて講習や塾に参加、気まぐれで休みの日とかにサイトで小説を書いたりもした。
そして現在、無事合格して入学式を迎えた帰り、このメールが着た。
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この度は鈴野音ラン様作、【自作小説のヒロイン役になりました。】のドラマ化決定おめでとうございます。突然ですが監督から直々の話し合いが申請された為、お時間空き次第こちらにお電話ください。
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自作小説のヒロイン役になりました、現実(リアル)で。 夜闇 輝 @09123510
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