加藤さん、薬剤師をめざしていたのですね。

大学での給費制、特待生を目指し、数学の偏差値70。家庭の事情で薬剤師の夢を断念したとのこと、私だったら発狂しています。胸が痛みました。加藤さんのホテルマンでの仕事っぷり、以前、読ませていただきましたが、上司のいやがらせで会社を辞めたの記述があり、加藤さんにも何か問題があったのかなとも思いましたが、これを読むと加藤さんが至極前向きな人であり、人格者で、非がないことがわかります。百田直樹さまの「夢を売る男」、私も読みましたよ。太宰治の再来だ、たしかそんなことを自費出版社の編集者に言われるんですよね。ホテルに泊まるなら、加藤さんのような研究熱心なスタッフが大勢いるホテルで寛ぎたいですし、社会貢献を考えているような社員が一人でも在籍する会社に、身を委ねたいなって思います。今まで読ませていただいた作品の中では、この作品が一番、好きで、加藤さんを深く知ることができました。タイトルが少し弱いので、この作品を一番最初に読者に読んでもらえるよう工夫した方がいいと思います。加藤さんは努力家で、研究熱心で、探求精神旺盛で、是非、人生においても成功を勝ち得て欲しいなと思います。なかなか一般人の口から、社会貢献という言葉を聞くことは難しいですし、それはつまり人の為に自分を役立てたいという、崇高な精神の裏返しだと思います。もっともっと大勢の人に、この作品を広く深く読んで貰い、加藤さんの人柄、思想に共感してもらいたいなと思います。