45:君の心がが悲しみで溢れないように。

君の心がが悲しみで溢れないように。



分かりあいたくても無理です。


どんな人間も自分を特別にしたがる。

逆に自分と違う人間を気持ち悪いと思うわけですな。

まさにお前キモい。


だか分かち合いたいと思うという気持ちがあるのなら、君はホモだ。

ホモサピエンスの親族かもしれない。


生きてることを当たり前や特別っておもっちゃいない。

だけど、悲しいこととは思わない。

何があったって、死んだら終わりだ。

物質的なことが起きたとしても私は変える度胸の後に飽きられてしんだとしても、これはこれで良いと思っている。

また何か未知な探検ができるかもしれない。

できなくても、。もぅいいかな。




朝目が覚めると、布団の中にいる。

布団から履いでて、居間に行くと既に朝食が置いてある。

まだ湯気があるあたり時間もさほど経ってないのだろう。

寝癖のついたままそれを咀嚼しながらテレビのチャンネルを変える。

朝の番組はどれもつまらなく、昨日の深夜近くにやっていたニュースを延々と繰り返すだけだった。

ニュースに飽きた頃、今に放り出されているいつ着たかわからない服を引っ張り出してその匂いを嗅いだ。

少々のタバコの臭いに自分の布団と同じ匂いが絡み合った服は本人の服に違わなかった。


それを着し、鏡の前で歯を磨いていると、後ろから声がする。

時間大丈夫なの?

その声は紛れもなく母の声だ。


何か返事をしようとしたが、起きてから数分しか経っていないため上手い言葉が頭から浮かばない。

眠い。

という今の現状を伝えるのが精一杯だった。




コインを入れてボタンを押すとゴトンと下に何かが落ちる。

それを拾い上げて横へと歩く。

フタを開けて中の何かに口をつける。


細かく空気が弾ける音と同時に彼に潤いを与える。


空は真っ青に輝き、誰かの体力を奪い花木が育つ。

育った草木に依存して人は生きる




自分を病人だと思うことでどうにか生きることができました。

腹に穴でも空いていれば誰かが私を特別に見てくれるのではないかと、いつも考えながら穴の空いたボロ雑巾のようなシャツを好んできていました。

だけど、世界は青く黒い。

スクランブル交差点で止まっていても誰も私に声をかけませんでした。


見捨てられる怖さの裏には、既に見捨てられているという事実を隠す口実があった気がします。

この世界には私はいない。

私にとって町さえ孤独が存在しない森と変わらないのです。

孤独を通り越す苦しみの果てに 息さえできず、苦しさを誤魔化すように自分を自分ではないと考えるようになりました。


そんな町にいても意味がないと自殺を計らった時、。

橋の上で揺れていた私の身体を暖めていくのはの 三日月ような人でした。




橋の上で揺れる林檎を雨が打ち潤していく。

そのまま鳥に食べられて死んでいけたら幸せなのに。




風という存在だけが自分と自分のいた場所を繋いでくれてる。

形は見えなくてもにおいがなんかそんな感じがした。


鼻を効かせて色んな世界を思い出される。

きっと、明日も私にとって素敵な今日になるかと、心をはずませていたい。


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黒歴史ノート はやしばら @hayashibara

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