46:動物園
動物園の猿の人間の間にはガラスや檻といった隔がひとつもない。
あると言ったら手摺とそこから下へ伸びる段差ぐらいだろうか。
そこから見る私からしたらあって、ないようなものだ。
実際に猿から見たらそれは恐ろしい風景なのかもしれないが。
次々と知らない
どうして人は当然なことに苦しんでは無い物ねだりを続けるのだろう。
人が死んで、肉が腐れば腐食して行くうちに分解されて土になる。
土になればもうそれは人でもなければなんて呼べばいいのか。
無機質といえば簡単かもしれない。
なにより、生まれて大人になるに連れて身体に毒を含めている。
いずれ壊れて無くなっても、私たちにはどうにもならない。
表現の自由は批評の自由ではないのか?
だとしたら、今の日本は何なのか。
本当に知りたいことは隠されて、オブラードと言うか黒のベルメットでも被せたかのような形で私たちに見せる。
法律よりも大切な思想を守るため、私は胸元に騒ぎ立てる恐怖と戦っている。
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