恋とストーカー
水田真理
恋とストーカー
私には好きなひとがいる。
でも、手が届かない。
最初は一目惚れ。カッコよかったただそれだけ。見ていたものすべてが反転した。嫌いだったものが、好きになった。
話してみて、優しかった。一緒にいたくて、でも一緒にいると緊張して上手く話せなかった。
先生に会う回数には制限がある。行くときはこれでまた会える機会が減るんだって落ち込んで、会ったら嬉しくて手が震えて、残り10分で泣きそうになった。
誰にも言えない恋をした。だって、誰かに話したらバカにされる。
優しくしてくれてたのはビジネスかもしれない。知ってる。10も年下の相手、意識しない、相手にしてくれない。知ってる。全部全部言われなくてもわかってる。それでもそれでも、私は本気で好きだった。ただ一緒に居たかった。
それが初恋だった私はどうしていいか。わからなかった。好きだって伝えられなくて、必死に出した声はありがとうございました。
速度のことにうるさくて、寝ているひとを起こすとき恐くて、ちょっと気だるそうで。
話した話や、しぐさが忘れられない。
笑ってほしい、笑顔がみたい、会いたい。しゃべりたい。好きです。
でも、会わない。ストーカーになっちゃいそうだから。
苦しくて、苦しくて、、
その温もりで癒してほしい。
恋とストーカー 水田真理 @mizutamari_tukitomo
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