叔父との想い出

作者 吉岡梅

29

11人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

読んでいると、温かい文章で、のどかな様子が伝わってくるのに、オチにしっかりとホラー要素を持って来るのがお見事!

そのホラーも、怖すぎず、しかし夜中に読んでいると、つい見えない背後が気になる程度の、ホラーが苦手な私にはちょうどいい塩梅。

接続詞を一切使わない純文学風の「吉岡梅」節も健在!

もっと話を増やして、1冊の本にまとめて欲しいです。

もしくは、「世にも奇妙な物語」あたりで観たいなぁー!

★★ Very Good!!

 恐怖作品を読みたい! という方向けの作品ではあまりないと思います。

 この作品の魅力は、メイン登場人物である叔父さんの人柄、『幼少期に過ごした田舎』の持つ独特の色、そしてそこに付随する少し不思議なお話といった部分であるように感じました。

 幼き日の長期休暇、田んぼのある田舎、待っていてくれる優しい親戚……そんなノスタルジックな安らぎが得られる、ゆったりとした音楽を連想させる作品だったと思います。