極めてメッセージ性の高い良作です。最期のシーンは、物語を説明文に、美術館で一枚の絵にして鑑賞したい。西洋絵画のような印象を受けました。
某ネットで紹介されていたので読みにきました。村の娘と司祭の道ならぬ恋なのかな…と思いきや???最後までゴリゴリに裏切られます。それはもう「嘆きの川」というタイトルがすべてをあらわすように…誰が何に裏切られたのか?神の道、信仰、信頼関係、無知な民衆…さまざまな解釈があるでしょう。ラストも意味深ですが、これも読者の予想を裏切っていると信じたいです。(信じたいです…)
自分はゲオルグだとおもう。彼は腐敗した教会そのものなのだろう。
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