能力者は辛いよ。(仮)
郵便屋 ゆらり
第1話 扉の向こうは
開いた口が塞がらない。まさにその言葉通りであった。高校2年になって些細なことで引きこもりになった
夏なのになにも予定がなく、ただただゲームをする毎日。家をでずにはや2週間、さすがに出なさすぎだと母親におこられしぶしぶと外出する準備をする。
タンスから服をとりパジャマを脱ぐ。颯爽と服をきてスマホ、財布を持ち部屋の扉を開ける。
ここで冒頭に戻る。扉を開けたらおかしなな空間が広がっていた。いつもなら長い廊下が広がっておりその先に階段があるはずなのに扉のさきには“なにもない”空間が広がっていた。
(なんだこの場所は.....)
あっけにとられていた夕は自分のもといた場所の異変にもきずかなかった。
「なっ!?」
さっきまで部屋にいたはずがいつの間にか何もない空間に立っていた。
(嘘だろ...何だよこの空間....さっきまで部屋にいたはずなのに....)
「そうだ!携帯で....!!」
スマホの画面に食らいつく。
【圏外】
「おっふ....」
まあそうだろう。こんな空間に電波が通っているはずがない。電話なんてつながるはずがないと思っていた。
音がなった。周りを見渡すと勿論何もない。ただ何もない空間が広がっていた。
手元をみたら自分のスマホだった。灯台もと暗しとはこの事だ。
名前をみたら何も書いていない。黒い画面の中に白い何かの模様みたいなのが刻まれていた。なにげにその模様に触れる。
「なっ!?」
スマホがまばゆい光に包まれれる。その光は次第に大きくなっていき夕自身おも包みだした。
「なんだこの光は!?...がはぁ...胸が...るし...ぃ...」
光が消えた。そして夕の意識も次第に薄れていく。
「がぁ...はぁッ...」
「.........................」
「あぁ、やっと気を失ったか....」
「結構時間がかかったね」
「やっぱここだと“能力”が薄れるね....」
「だから来たくなかったんだよ、俺は...」
「いいから早くこいつを運べ。もう時間がない」
「わかってるよ」
1人の少女が何もない空間に手をかざす。何もなかったはずの空間に木製の扉が出現した。
「さぁ、はやく。もう時間が...」
「あぁ」
扉を開ける。扉の先にはこことはべつの空間が広がっていた。
「お先失礼♪」
「おい!!ふざけんな!!」
「仲がいいねぇ...」
6人の男女が賑やかに扉をくぐる。そしてそのなかの1人が微笑みながら囁いた。
「ようこそ。”こちら側の世界“へ....」
見ていただきありがとうございました。続きは頑張って書きます。 by ゆらり
能力者は辛いよ。(仮) 郵便屋 ゆらり @Yu-bin97
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。能力者は辛いよ。(仮)の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます