第3話
「そこで何してるの?」
その言葉に瞬時に反応した僕は、「生徒会の手伝いで、この準備室の整理をしてるところです。」
ありえないほど冷静だった。今までにあった恐怖心が消え失せ、平常心が無理矢理戻ってきた。
「そうなんだぁ。頑張ってるんだねぇ。」と彼女は言う。
「私、森山。3年だから。宜しく。」少し圧がかかる言い方だった。
「佐藤です。宜しくお願いします。」
「私も片付け、手伝うよ。」そう言うと彼女は僕の話を聞かずに片付け始まってしまった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ある程度片付けが終わった。
「だいぶ片付きましたね。」
「そうだね~じゃあ私は。」
彼女は準備室から出ていった。
行った…か……すると5分もしないうちに
「すまん!佐藤!」小西が戻ってきた。
「大丈夫だよ。3年の森山さんが手伝ってくれたから。」
「森山………?」小西が少し顔をしかめた。
「小西…どうした。」俺が問うと、「いや、なんでもない。それよりもなにか見つかったか?。」
「あぁ。3年前のオカルト研究部の資料に載ってる、ここの記事だ。」
「そうか。今日はもう遅い。悪いがこの資料、明日ゆっくり見ないか。佐藤。明日まで資料の管理を頼む。俺は少し気になることがあるから、少し調べさせてもらう。」
「あぁ。任せろ。」資料をそのまま持ち帰り、家に帰宅した。
自分の机に資料を置き、そのままベットに仰向けに倒れた。
3時間眠っていた。21時……目覚めが悪い。体を無理に起こし、資料を手に取り見た。
僕の物語にタイトルはない。 ヘルメイス @ryokjm1011
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。僕の物語にタイトルはない。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます