滅亡を迎えた世界、それでもひとは散文的な日常を生きる。世界滅亡とかそんな事柄はどうでもよくなるくらい頓狂な事件が起きても、自分らしく、淡々と、誠実に。王道の青春小説に、360度、720度のツイストを加え、元の向きであるようで、感慨が二周、三周分深まっている…… そんな素敵な作品です。
ロッキンさんは天才
セトウツミって漫画があってめっちゃ面白くて映画化もされててそれもめっちゃ面白くて最高なんですけど、とりあえずセトウツミ見てめっちゃ面白いから。あ、ここはロッキンのレビュー欄だった。ロッキンのは終末セトウツミって感じでセトウツミてきな気怠いまったり青春ものをベースにロッキンの好きなもの全部乗せにしたみたいな、え~そこ足し算する? ていうハイカロリーさなんだけどラーメンは飲み物ですみたいな感じでズコーッ! と食ってあ~面白かった! みたいなやつです。面白かった。
最高やんけ。ものすごいテンポでとてつもないインパクトがボカスカ飛んでくる快作。どこか達観している二人の男子高校生のノリは読んでて面白いし、登場人物の使い方は上手いし、とにかくレベルが高いんや。気になったらまず読んでみてちょ。最初から最後まで一気に読めてまうで!