サタナエル
平 一
サタナエル
(古記録より)
……新皇帝は、〝熱情王〟及び〝強健公〟を伴いて辺境の
即ち、「先帝は我等に命じ、汝等〝未来あるもの〟達に知恵の光を分け与えしめたり。
「我等帝国の忠臣及び、汝等〝未来あるもの〟のうち〝海を渡るもの〟達は、力を合わせてこの邪悪なる企みを阻まんと努めたるも、戦いは困難を極めたり。我等は
「事ここに至りては、もはや旧来の帝国の存続は不可能なるがため、我等はこの地を含む広大なる実効的支配領域に、新王朝を創始することを決定せり。故に、我は今ここに帝国法に従い、皇家と我と訪問団の名において【編者注※ この部分は当時における未公開情報を含んでいたため、翻訳に意図的な修正あり】、汝等に対し新たなる
続けて
さらに重ねて
https://kakuyomu.jp/users/tairahajime/news/16817330656213709795
放送映像に映る彼女は、栗色の
帝国の慣習法に従いて統治を宣言したる後、新皇帝サタンは後任の文明開発長官アスモデウス、新設の本土防衛司令官アモンと共に、太陽系の第三惑星〝地球〟を離れ、次の目的地たる惑星系に
注※ この部分は後に、次のとおり用語を意訳していたことが判明した。
皇家:〝種族融合体〟(知的種族サタンの全個体が
我:〝
訪問団:〝種族分離体〟(複数の人格が母星外で活動するために自らを
サタナエル 平 一 @tairahajime
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