梅雨の晴れ間、定期市

鹿紙 路

第1話

時差12時間、わたしが雨夜のなかを帰宅したとき、彼は朝のひと仕事を終えてマテ茶で一服する頃合いだった。砂漠じみた草原パンパに端末のカメラを向けて、今日も快晴だと言う。電車で書いた今日の更新分を、彼はさっそく読んでくれた。わたしは小説、彼は朗読で、物々交換する。wwwワールド・ワイド・ウェブがわたしたちの市場。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

梅雨の晴れ間、定期市 鹿紙 路 @michishikagami

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ