互いに生死をかけて戦う相手を恋人同士に例えることがあるが、まさにそのものだ。 詳細本作。
今回の企画で他とは全く違う発想のこの『15戦地』。最初は話が読めなかったのですが、読み進めるて現れる現実との接点に驚き、舌を巻きました。異なるプレイヤー視点の共通点。斬新で面白く、そして手に汗握る『僕とキミとの十五センチ』でした!最後はもどかしく甘酸っぱい大好物な展開に悶絶し、そして兄弟の域な計らいにニヤニヤさせられてしまいました。この作品、間違いなく大好きです!
戦場で交差する二つの想い。魔法に、剣に、その想いは乗り、お互いの距離を詰めていく。15コンにまさかのバトル物が来た。と、思いながら読ませていただきました。序章から、何となく臭わせていた謎が、終章では、ああなるほど、そういう事か、と落ち着き、それでも尚、2人の輝きは失われませんでした。異色といえば異色ですが、これはとても良い異色物だ。ある意味、コンテストに対する挑戦的な作品で、誰もが目を逸らし、敢えて書こうとしなかった境地に立つ物だろうと感じました。新しい風が吹いています。
戦場で敵同士にもかかわらず惚れ込んでしまった二人のお話。読み始めの辺りに沸き起こる「?」が、物語が進んで行く度に確信へと変わっていく。タイトルなどからは想像の出来ない終わり方には驚くこと間違いなし。こんな恋も悪くないなぁ……
戦いながら愛し合います。出会ってすぐに二人はいちゃいちゃし始めます。これはもう大興奮です!こういうの、大好きです。大好きなので、愛し合う戦いはラスト近くのクライマックスで登場するのかな、と想像していたのですが、最初からきて驚きました。でもこういうのもすごくいいですね……!さらにその一回で終わりではなく、もっと絡み合うように交わる様子も見られます。こういう愛し合い方、みんなにも好きになってほしいですね。
まさかの15センチが来ました!戦闘描写に気合いが入った、力作。こういう世界がはやく実装されてほしいものです。お題的にどうしても制約のある中での意欲的な取り組み。作者様へ敬意を表します!