応援コメント

第9話「翼よ、翼よ!」」への応援コメント

  • 無人兵器が湾岸戦争の有名なコメント
    「まるでコンピュータゲームの様だ」
    に象徴される、戦争の本質である殺戮を覆い隠して麻痺させる危険性がある事は、同感です。
    今回の戦闘を機に、AIの予測出来ない部分を、ジョイスティックパイロットが操縦する場面も登場させて、引きこもりのエースパイロットや、近所のゲーセンで無双と恐れられる農婦のおばあちゃんとか、屈強な訓練された若者でない国民が防衛に立ち上がる姿も描いて頂くと面白いんじゃないかと愚考します。
    車椅子ならぬ最強の歩行椅子海兵隊員とかもイカすなあ…

    作者からの返信

    今、グローバルホークが普通に飛んでて、テロ対策用の無人ロボットが犯人に近づき自爆で仕留める時代がきてます。そして、科学文明の発展で訪れる「人が死なない戦争」の足音も聴こえてきました。戦争を悪とするロジックの「大勢の死傷者が敵味方に出る」という、この論理が崩れようとしています。「敵はともかく、味方がしなないならOKじゃん」っていう流れになったら、恐いなと思いました。
    それはそれとして、紅の豚という映画でも「飛空艇を女だけで直すシーン」があって、大好きなんです。ああいう風に、農家のばあさんが無人機バリバリ動かしたり、陸戦隊のじーさんが無双するのとか、いいですね!なんか、いいアイディアを頂いちゃいました♪…ええ、物語の後半では陸戦隊がてんやわんやで戦わなきゃいけない事態も起こります…防衛戦争でそうなっちゃうということは、ウルスラ王国は…お楽しみに!

  •  機動戦闘機は腕を残したまま空戦形態になって背後へも射撃可能…! 可変人型兵器の有用性を示しての逆転、爽快でした!


     エディンさんが示してくれた未来への展望もよかったです。前回のお話を読んだ時は二律背反で悩みましたが、ようやくスッキリしました。

     維持費がかかる!

     高い外車を買って、高い維持費を払い続け、払えなくなって手放したという実例を身近に知っているのですごく実感が持てます;

     やはり即物的なお金の話をしてくれるのが一番です。
     それこそが万民が共有できる問題ですから。

     精神的な話だけだと……

     自分の属する国を守るためには誰もが血を流して戦うべき、全くもってその通りだと思うと同時に、それが正しいとわかっていても従える人ばかりではないですから(僕も嫌です)。

     自分でそうするのはいいけど他人、国民全体にまでそれを求めるエディンさんは、僕がウルスラ国民だったらと思うと正直怖かったです。

     でも今回、民が戦うべき時には兵となり、戦いが終われば平和な日常に戻る、そのことまで視野に入れて考えているエディンさんは優しく誠実なのだと感じました。


     王立海軍は本当に難しいテーマを真摯に扱っていて、毎回深く考えさせられます。

     僕は戦争と平和に関する難しい話は頭が痛くなるのでわざわざ読もうとは思わない方ですが、王立海軍はそれを高い娯楽性と両立して示してくださるので、僕のような人間でもスッと頭に入ってきて助かります。

     多くの方に読んでほしい傑作だと心から思います。
     長くなってしまって申し訳ありません、これからも応援しています!

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます!以前に『朱き空の戦後闘争』でも書きましたが、創作物では武器商人が最新鋭兵器を売りつけて稼ごうとする姿が定番です。しかし現実では実は「どんどん新兵器を売る」よりも「兵器の維持費、弾薬代などを定期的に徴収する(定期的に弾薬等を使わせる)」の方が、武器商人達は儲かるらしいですね。現実でも無人機の時代が本格的に到来しましたが、俺は密かにおぞましい、恐ろしいことだと思ってます。同時に、武力を突きつける抑止力でしか成立しない安全保障に関しても、残念な気持ちを持っています。しかし、人は神様ではないので、綺麗事では戦争を防げません。難しいですよね…みんなで「せーの!」で全部の軍備を捨てない限り、互いに武器を突きつけ合う状態を平和とよぶ日々が続きそうです。

    スローガンとして「母国は民の血と汗で守られるべき!」というのは、耳障りがよくプロパガンダとして利用しやすいと思います。また、創作物の中である以上、「意思の力を信じる!」とか「みんなの絆で守り抜こう!」という演出は仕方がないでしょう。しかし、もし実査の現実でこんなことを言われたら…ただそれだけの精神論で戦おうとするなら、俺も絶対に嫌ですね。実際的な数字での議論がなければ、それはヒトラーを始めとする過去の独裁者達が煽ってきた美辞麗句と一緒です。無人機大量購入での空軍戦略は有効ですが、一度持った軍備というのは捨てられないという性質があります。そして、小さな国ウルスラ王国はずっと、戦後も次の戦争が怒るまで無人機の維持費を払い続けることになる。それをエディンは心配し、そうではない未来のビジョンを提示しました。さてさて、どうなるやら…彼の今後にもご期待下さい!

  • 勇者、勇者を知る。
    そんな言葉が似合う回でした、こうして英雄好漢が集っていくというのは
    気持ちいいですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!大勢のスタッフが集まりつつある中、いよいよ王立海軍が動き出します。何故、このなんでもない観光名所の辺境国が狙われるのか?どうして、第二次大戦の終わりに「今後百年だれも攻めないこと」を決めたのか?その謎と同時に、ほぼ全世界と戦う羽目になったウルスラ王国の運命は…今、限られた一部の勇者達に委ねられました。そして、彼等彼女等にきっと国民も指示と支援を表明してくれる筈。そうだったらいいなと思いながら書いてます。