応援コメント

第8話「人の意思は枷か、それとも」」への応援コメント

  •  女男爵、空軍を推してたのはそこまで深く考えてたからだったんですね。
     民を戦いから遠ざける守るべきか、民も当事者の自覚をもって戦うべきか。
     女男爵は民を甘やかしすぎに見えますが、エディンのように「民も血を流すべき」ってはっきり言っちゃうのも怖く見えます。
     どちらにも理があり、どちらにも全面的には賛同できない、なんだか煮え切らない気分になってしまいました; でも二人の主張のぶつかり合いもまだ終わりではないですよね。この先にどんな答えが待っているのか楽しみにしています!
     その前に、ドミニオンとの闘いも!

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。自分の個人の意見としては、不可避の侵略戦争に巻き込まれた場合(あらゆる戦争回避の手段を講じて尽くした前提で)防衛戦争を戦う必要はあると思います。勿論、被害を最小限に留めること、最終的に停戦から終戦に持ち込むことを前提に戦ってもらいたいと思いますが。そうした中で、無人兵器の有用性が昨今高まっています。純粋にSF好きとして「やっべ、20年前のマクロスプラスに現実追いついてキター!」ってなる反面、無人兵器のおぞましさも怖いなと思いました。戦争が忌避され悪行とされる根底に「敵も味方も人の命が大量に失われる」というのがあると思うですよね。でも、無人兵器が主体になると、それがなくなる。戦争の悪いとこがなくなる、そうすると…「誰も死なないんだし、いっちょ戦争でケリつけようぜ!」って価値観が蔓延する可能性も(極端な極論ですけど)あるなあ、と。

    ま、そんなことも思いつつ、じゃあ民が血と汗を流して自国を守るのがいいのか、美しい光景だからいいのかというと…それも本当に嫌な話ですよね。戦争では基本的に、あらゆるものが喪失してゆくものですから。兵器の発達や新技術の開発ばかりが進む中、人的資源や文化、信仰や経済が失われていきます。エディンを始めとする登場人物の全員が「母国を守りたい」「戦争はやーね、でも母国は守りたい」という目的は一致してるんですよね。ただ、その手段で空軍だ陸軍だ、無人機だ機動戦闘機だと悩んでる。そこに面白いドラマが書けてればいいなー、なんて。長くなっちゃった、すみません(汗)自分も戦争だなんだは、創作物の中だけにして欲しいですね~