料理はひとを饒舌にする。良い料理は心の内をも紐解く。それは愛しくも、目の前にはいないひととの会話も、だ。そんな奇跡の一幕。読者は料理ではなく、文字で楽しむとしよう。一読を勧めます。
はじめまして。さんかくです。 ミステリーはたくさん読んでいるので、自分の作品にもミステリーっぽさが出せたらいいなと思っています。
最初、ただのグルメ小説かと思いきや、主人公の『彼女』に対する想いが繊細なタッチで描かれていると思います。激しくはなく、しんみりとした主人公の透明な愛を感じられる作品でした。
多くを語るとネタバレになってしまう。しかし、私にとってこれは究極のロマンティックディナーだ。初老の男性がレストランを訪れる。一人で。にもかかわらず、そこには確かに二人、いる。この後は、作品でどう…続きを読む
比喩が西洋的でフランス料理らしい感じがしました。情景も想像しやすく、料理の描写も細かくて読みやすい文章です。落ちが切なくて心に響きました。
まずは、「ひとり1つの最高傑作」企画への参加、ありがとうございました。 料理をテーマにした小説を読んだのは、これが2作目だと思います。それも1作目の方はSFだったので、純粋に料理のおいしさを…続きを読む
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