文体も雰囲気もストーリーもとにかく全てがヘヴィでダーク。血と暴力と汗と酒と薬と女と快楽と死にまみれ、泥水をすすって生きるような世界で、登場人物がみな苦悩している。描写の一つ一つが素晴らしく、特に魔性の女であるヴェンデッタの狂気と妖艶さが際立っている。ここまで本格的なダークファンタジーがカクヨムで読めるとは思っていなかった。ライトではないファンタジーの世界にどっぷりつかりたい方向け。
ダークファンタジーが好きなので現在公開分まで読みました。文体も非常に巧で単語のチョイスが絶妙なので小説世界のトーンがしっかりと統一されています。個人的にはやっぱりハダシュがお気に入りです。レイスもいい味出してます。ハダシュをほっとけないって感じが滲み出てるのが好きです。