自分が取りこぼした青春の姿を見た気がしました。春夏秋冬、寄り添ったりすれ違ったりを繰り返しながら、廊下を歩いていく二人の姿が目蓋に浮かぶようでした。タイラさんの文体、非常に好みです!比喩になってしまいますが、贅肉の無い上質な赤身という印象です。
元気にならん方がおかしいだろっ!!ああ、ちくしょー、羨ましいぜ!ぎゃあああー! わあああー!こら南ーーー! 代われーーー!
唐突な大暴投で一気に進んだ二人の関係。読んで元気が出ました。
淡白で鈍感なふたりの話(・∀・)ニヤニヤ
主人公南くんのズレズレなご発言が、その恋の出発点でした。こんな形で始まる恋物語もなんだか可愛くて、どうしてだか好感がもててしまう🎶南くんと一緒に読者も元気になれちゃう、そんな楽しい物語!
面白かったので。読んだら元気になりますとも。二人のかけあいが楽しくて、一気に読めました。感情移入できる人も多いのではないでしょうか。…いやぁ男なんてそんなもんですよね。
主人公の男子高校生・鈍感朴念仁眼鏡こと南くんのキャラが可愛いです。確かにまごうことなき朴念仁だ!そんな愛すべき南くんがあの手この手で(?)とある目的のために(いや物語の冒頭の台詞で目的は出てくるんですけど)女友達の榛名さんにアプローチ(?)します。とにかく二人のやりとりはかわいいです。ちょっとこう、見ているとそわそわしてしまうような……(笑)何はともあれ、南くんが元気になって良かった!
不純な前半に純粋な後半。意外な展開に驚きました。クスッと笑ってしまう、でもそこにはちゃんと恋があった。是非読んでみてはいかがでしょうか。