私のつまらないつまらなすぎる日常の話

JKモドキ

第1話

あー、つまんない

毎日同じことばっかり

今、もう高校2年か。

この年で彼氏もいないって変ですか?

まあ、もうあきらめてますから


私はおとぎ話の主人公

ドラマのハッピーエンドでおわるヒロイン

漫画の恋する乙女


王子様を夢見る16さいの少女

自称ね


全部嘘ですけど、


普通の高校生で部活は帰宅部でアルバイトもやってます

無断ですけど

学校ではちょいインキャ

あ、インキャってインキャラのことね

カースト制でいえば三軍の上ぐらいかな

一番最初に書いたけど彼氏いません

3年ぐらいいませんとかじゃないですよ

16年間いませんよ

でもまわりにはうそついてますよ

そりゃあそんなこといったらひかれるにきまってるし


でも好きな人はいるんですよ


中学の頃から好きで

でもその人モテるんですよね


好きになった理由は三つあるんですよ

一つは彼も私のことが好きだったから

あ、これ自称じゃないですよ

中1の時にクラスの木村ってやつが急に

「  となりのクラスにおまえのこと好きなやつがいるらしいぞ 」

てきな

そんなこと大声で言うから

まわりが小声で

「 そんなわけなくなあ~い? 」だって

きこえてんぞ、ブスって思ったけど

そこはインキャだから聞こえないふり

内心かなり痛い

自分に自信あるわけじゃなかったからそこはまわりのブスに同意した、なわけないよなって


でも変なひとがいて

かっこいい人なんだけどすごい目があうっていうか

監視カメラみたいにみられてるっていうか


あるとき噂聞いちゃって

監視カメラ君が私のこと好きみたいな

そのとき

木村すまんって心のなかであやまったよね


家かえってお風呂はいったら監視カメラ君のことしかあたまになくて

正直すごいうれしくって

にやにやとまらないみたいな


あ、きもいとかおもわないで

メンタル弱いから

豆腐メンタルだから


これが理由1つ目


二つ目は中2の調理実習

これは今でもすごく印象的


中2になって諏訪君 通称監視カメラ君と同じクラスになったの

で、まさかのまさか

席替えで隣同士になっちゃって

チャンス!とか思うかもだけど

そのとき諏訪君彼女いたんだよね

しっかもその彼女かわいんです、すごく


髪の毛は日によるけどツインテール

つくってない天然さ

Fカップの胸

赤ちゃんみたいな童顔さ


告ったのは彼女から

廊下の一番奥の準備室みたいなとこに

諏訪君呼び出して

告白してるとこは柱で見えなかったけど

諏訪君が真っ赤でにやつきながら歩いてきて

その後ろで彼女がうれしそうに笑ってた

あー、あのときはショックだったな


まあ、こんなことがあり

彼女持ちの諏訪君と隣になったのはいいものの

一の川の前から二列目で

諏訪君のうしろに彼女という

そして彼女の斜め後ろには諏訪君カップルを応援する防衛隊女子軍が


というわけで私にとってあんまりうれしくない席に


でも調理実習の授業があって


まあこの話のあとは2話でしようかな

いったん昼飯たべてきます(笑)



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