【一杯の立ち喰いそば】🚃—特急雷鳥「富山駅」にて—⛰

作者 千葉七星

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★★★ Excellent!!!

冬の富山。冷たい雪の降る中をクレーム処理に駆け回る営業マン。
情景と心情がリンクして、そしてギリギリ残りの数分間。
じわああ……と、しみ込むのは、そばの温かさだけではなかった。

仕事とは何だろう。食べるとは、生きるとは?
臨場感あふれる、そして、じんわりと心に沁みる作品である。

★★★ Excellent!!!

前職が購買でした。
基本的に利益と品質の板挟み、かつ供給確保という電話とメールに追われる日々を思い出します。
それに立ち食いソバ、僕は大好きです。
時間があれば必ず出張先で食べてました。
不思議と美味いんですよ。

カケ蕎麦にタマゴ、機嫌がいいとエビ天、懐かしい気持ちにさせていただきました。

★★★ Excellent!!!

タイトル通りです。ミシュランには載っていないけれど三ツ星メニューがここにあります。

いつでもそこにさえ行けば300円で買える立ち食いそば。
けれども三ツ星になるにはさまざまな条件が必要なようです。

こんな三ツ星メニューを食べられればきっと人生豊かになる。

こんな三ツ星メニューを自分で探して自分ミシュランを作ってみては?

★★★ Excellent!!!

コインにの量や重さでは得られない温かさがあると、胸に沁みました。

本人の誠実さや人柄に関係なく、その立ち位置ゆえに降り注ぐ重圧をたった1人で耐え抜き、凍てついた心身で立ったカウンターは、どこまでもあったかい。

その湯気や香りまで漂ってきそうな作品です。

みんな……がんばれー!!!

★★★ Excellent!!!

すこし想像したの。読んですぐに。
この作品はきっと営業マンの悲哀の話。報われない人生。
そんな時にあたたかい立ち喰い蕎麦に救われる。

思った通りの展開にも関わらず
丁寧に描かれた世界に引き込まれていく。
息がまだ白い富山のその駅に、一緒に降り立つ思いがした。
その空気感、重い気分、心情に沿うような鉛色の空。

働く人間には、時に理不尽なことが起こる。
彼がその一杯の蕎麦に出会った時
ああ、この感じは知ってる。そう思った。

あの時、あのタイミングでなければ、在り得ないものだったんだね。

★★★ Excellent!!!

働く人が皆、共感できる美味しい物話。
その時の気分で同じもの食べたのに美味しさが違う。

どんなに辛い事があっても、さいご『美味しかったよ!ごちそうさん!』で1日が締めれたらいいよね!
蕎麦屋さんもお客様に美味しい蕎麦と元気を与えたい。そんな気持ちを込めて打ってます。

頑張って!