なにかしらの価値観の大喪失、大破壊があった後の世界。主人公たちが直面するのは、無機質に思えるほどの異質な社会と、それを守るために戦う敵…イキモノ。汚染された世界での戦いに、主人公たちはなにを見出すのでしょうか。管理者と思しき機械が統べる、ディストピアにも見える社会のために、主人公は戦います…その先にいったい、なにが待っているのか。ミステリアスながら王道な作劇の中に、作者さんのセンスと努力、そして強い創作意欲が垣間見えた気がしました。おすすめです!