第6話 【蛇足】会場で目にした読まなくてもいい話
現代は自分が書いた小説が気軽に多くの方の目に触れるいい時代になりました。
しかし、第一部で自作がぱくられていたといわれていた方が交流会の間、カクヨムのスタッフにずっと話をしていました。
弁護士を立てて著作権法違反で訴訟準備中なのだそうです。
パクリについては結構細かいところまで見る必要があって、その方がどこまで事前に調べられたのかとても気になりました。
設定が一部かぶったとか、キャラクターの名前がかぶったとか、台詞が一部かぶったとかではぱくりになりません。
実際、カクヨムの中である方が書いた短編が後から書籍化作家がカクヨムで発表した小説とタイトルが一緒で、設定が似ているとカクヨム編集部に「盗作された」と申し入れたのに、反応がなかった。プロ作家を優遇しているのだ。と、ご自分の近況ノートで書いている案件がありました。(2017/4/28時点で確認したらまだ近況ノートに書かれてました)
確かにタイトルは同じ。設定も少し似てます。
その作品は、その方が2015年に公募で出した作品(ボツになったらしいです)をカクヨムで発表したと近況ノートに書かれています。
しかし、ぐぐって見たら、2010年ごろに既にそのネタは2ちゃんねるで話されていて、小説家になろうでも別の方が同じタイトルで既に発表されているだけでなく、あろうことか小説にでてくる職種の企業が自社のPRでも使っている話でもあったのです。それでは自分が最初に発表したとはいえないですよね。
どんなにオリジナリティを主張してもシェイクスピアの時代に既に全ての物語のパターンは出尽くしているといわれています。ストーリーがそっくりだとしても盗作にはならないのです。似たアイデアの作品を見つけたら、盗作だと騒ぐ前にネットで他にも似た作品がないか調べる習慣をつけるといいのではないかと思いました。
ちなみに文章の丸写しレベルになって初めて盗作といわれるようです。丸写しレベルの作品が2009年にとある新人賞に応募し、入選はかなわなかったものの、拾い上げで出版後に絶版回収騒ぎになったケースもあります。
心配になったときは、ネットでとことん調べてみるといいかもしれません。
パクリについては作家のわかつきひかるさんがご自分のブログで丁寧に説明をされているので、それをご覧になっていただくとわかりやすいです。
どこからパクリ? どこまでオリジナル? その1
https://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201107280000/
どこからパクリ? どこまでオリジナル? その2
https://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201107290000/
どこからパクリ? どこまでオリジナル? その3
https://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201107290000/
どこからパクリ? どこまでオリジナル? その4
https://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201107290001/
どこからパクリ? どこまでオリジナル? その5
https://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201107300000/
どこからパクリ? どこまでオリジナル? その6
https://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201107300001/
もっとカクヨムでは楽しく創作活動をして欲しいと感じた一件でした。
私は自分では作品を書いていませんが、読むのはかなり読んでいるほうです。
中学以降は1日に最低3冊(テストの時は1冊)単行本を読むノルマを自分に課していたくらいです。
最近、ようやく自分の時間がとれるようになったので、カクヨムでいろんなアイデアの作品を見つけるのを楽しみにしています。
登場人物が生き生きと動いている作品との出会いを待ってますので、あなたの作品もよろしかったら教えてくださいね。
近況ノートでお待ちしてます。
https://kakuyomu.jp/users/yo-yasrin/news/1177354054882849852
第4回カクヨムユーザーミーティング雑まとめ やすりん@読むほうが多い @yo-yasrin
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