第二部 交流会

第5話 交流会

 20時になったら部屋を2つつなげて交流会を開始しました。

 テーブルの移動や椅子の移動はセルフ。

 料理は恵比寿の有名なお店からケータリングです。

 飲み物も小さいサイズの飲み物をいろいろ揃えてあり、ちょっとした立食パーティみたいにしたいという主催者側の気持ちは伝わりました。


 ……慣れてないのかいろいろ手間取ってしまいましたけれど、こういうのは気持ちが大事だと思います。嬉しかったです。


 司会進行はカクヨムの新しい編集長である河野葉月さん。

 まずはみんなで談笑です。

 私は隣の席に座った女性と最初お話しして、その後、名札でカクヨムで活発に活動されている方を見つけては話しかけたり、グランブルーファンタジーをファミ通文庫から出版されている、はせがわみやびさんがいらしたりしていたのでお話ししました。


 ぼっちの方をあまり見受けられなかったのは、同じ小説を書いたり読んだりしている仲間という意識があったからでしょうか。


 出入口のそばにはカクヨム発で出版された作品が並べられていたのですが、どうみても足りない作品があったので、側にいたカクヨムスタッフの方に聞いてみたら

「あ、単純に漏れてました」

 とのこと。

 ……漏れてましたって1冊2冊とかじゃないレベルで本がなかったのですけれど。

 それでも編集部へ本を取りに行っていただけて、カクヨム編集部にあった本を並べられた後、「並べました」とわざわざ教えていただけました。残念ながら編集部に当日ない本は結局展示されなかったのですが。


 20時30分過ぎから、グラフなどを使ってカクヨムの歩みについて河野編集長が話しました。一部説明とグラフの食い違いがありましたけれど、特に言い直すこともなくそのまま進みます。

 この辺りは公式ブログ(https://kakuyomu.jp/info/entry/kum4_report)と芳賀概夢氏のレポート(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883011810)に詳しくまとめられています。


 異世界ファンタジーの割合が21%、現代ドラマが15%、ラブコメが11%の割合であることはわかりました。

 そして、カクヨムは既存のweb小説投稿サイトと一線を画したものにしていきたい方向性も見えました。

 現代ドラマが思っていたより多いから、角川文庫のコンテストも開かれているのだと思い、今後はアンソロジーとかでお茶を濁すのかと考えていたところ、ノベルゼロのコンテストが開催予定なのが4月28日のカクヨム放送局で発表されました。


 コンテストの概要は近日発表 だとか。

 新人賞がないレーベルなので、新人賞が既にあるレーベルよりよさそうです。

 異世界転生以外ならジャンルは問わないらしいです。

 成人男性が主人公の小説をオーダーされています。

 大賞は30万+書籍化検討され、特別賞の可能性もあるそうです。


 カクヨムについての質疑応答はあまり活発ではなかったです。ただエロについての質疑応答のまとめは芳賀概夢氏のまとめが秀逸です。

 

 河野編集長の話を聞いた限りでは、イックーさんは、今のカクヨムの管理下だと書籍化はなかったのかなぁと感じました。

 子供に読ませて大丈夫なレベルの表現じゃないと警告がくる可能性があるそうですから。


 レーベルごとのコンテストがカクヨムで今後も定期的に行われるのなら、カクヨムで小説を書き続ける価値はあるのかもしれませんね。

 私も面白いweb小説と出会い、たくさん読みたいと思います。 


 

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