たまごかけごはんで繋がる親子の絆。忘れたわけじゃないからね、というのが切ない。
しがない小説書き。自サイトでは長編、短編、和風、洋風、はたまたアラビアン(?)と節操なく書き綴っている。
なにげない日常の習慣を題材にして、たんたんと無垢な語り口で書いてあるところにとても好感が持てました。起承転結のきちんとある物語で、どうなるかと思わせてしんみりさせて終わる。お見事です。いくつか細か…続きを読む
本作では大した事件はおきません。剣も魔法もでてこないし、恋愛もしないし、冒険もしない。登場人物はほぼほぼ2年生の男の子とお母さんだけ。ぶっちゃけてしまえば、幼い子が朝ご飯を食べて学校に通う日…続きを読む
子どもの視点から述べている中で、多くは語らずとも伝わる母親の愛情がありました。また、母親の(買い)残してくれた卵、その卵から作ったたまごかけごはんは、子どもにとっては温もりの核だったのでしょうか。…続きを読む
短く誰にも分かる文章で、展開で、こんなにも切なく、心温まるものを書ける。こういうものを、才能と呼ぶのだと思います。とても優しいお話でした。
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