結
そう、栄える、栄える。
人が信じる限り、栄え続けなければいけないから。
そのために、幾柱の神が犠牲になったのか。
__けれど忘れないでほしい。
神様とは、案外都合がいいものなのだ。
家出をした少年の元に、つい現れてしまうくらい。
だから私は、神様なんていないと思いつつも社に足を運ぶ。
いた方が、きっと世界は面白いのだから。
それでいいのだ。
私の中の神様が、胸を張って大きな声で笑った気がした。
高天ヶ原 ティー @Tea0617
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