The Old Magic

作者 夢裏徨

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★★★ Excellent!!!

読み終われば『魔法』、というものについて思わず考えてしまう作品。
緻密に編まれ、透明感のある世界とは対照的に生き生きと動く登場人物が対照的で、とても魅力的でもあります。

『どうすれば、辿り着けるのか』

止まることのない彼らの軌跡を追って、気が付けば読者の中で見事な魔法陣が出来上がっている。そんな作品だと思います。

★★ Very Good!!

世界設定と、魔法の設定。それらを研究し、真摯に向き合う人々の物語。

とにかく設定がしっかりと練られているので、登場する人々、ひとりひとりの感情が、まるで実在するもののように、ひしひしと伝わってくる。

緻密な美しさを持つ作品。

ちなみにわたしは、アロイスという保護者的な立ち位置のキャラクタに、随分感情移入しました。きっと、読んだ方々、ひとりひとりに、感情移入できるキャラクタがあると思います。

★★★ Excellent!!!

この作品における見どころは、なんといっても「魔法理論」である。
基礎がしっかりと組まれているので、一見複雑そうに見えても話を通してみれば、実にシンプルな明快さを貫いている。

その理論を軸にした、登場人物の行動は、それぞれの個性もあるが結構「直感的」である。
何をしたい、どう思う、などのそれぞれの感情がそれぞれ交錯して物語のもう一つの軸を形成している。
複数人が関わり、意見や見解などが食い違う場面があっても、読みにくくならない理由がそこにあると思う。

この話における魔法理論のあり方は、我々第三者であるからこそ楽しめるものだと考える。
例えるなら、学校の授業で教科書ではなく資料とか巻末付録を夢中になって読み漁った時のような、そんな楽しさがある。