軽やかに…やがてたまらなく甘くなる。そんな素敵な掌編です。
一見渋くて、甘いものなど口にしないように見える上司。そんな彼が好む飲み物は、予想に反してミルクティーで…。
そんなささやかなギャップが、それに気づいた主人公と上司をぎゅっと結びつけていきます。
さりげなく始まり、やがて味わいは濃さを増し、いつしか高鳴りは治まらないほどに…一気に駆け上っていく高揚感は、読んでいるものの心臓も否応なくドキドキさせてくれます。
こんな風にぐいぐい攻め込まれるような、素敵な恋をしてみたい。女子は誰でもきっと憧れるその濃い甘さを、ぜひご堪能ください。