実在するケアマネの異常な行動
とある居宅支援事業所のケアマネが関わる案件で、ご利用者の家族と面談をした。まだ、デイサービスを使われる前の段階ではあったが、どのデイサービスにするかと言う説明が無いままに、次は契約とケアプランへのサインという段取りになっているらしい。本人はケアマネに全て任せるとは言ってあるが、さすがにデイサービスの選定まで、完全に任せきりにしてしまい、その内容すら家族に説明が無いまま、契約に進むのは違反だと思う。
ケアマネージャーとはマネージャーと言うけど、意思決定権は存在しない。あくまでもアドバイザー的存在であり、常に利用者に意思決定がなされるように促すのが仕事だ。
今回のようにケアマネが一切の説明もないままに使うサービス事業者を選定する事の恐ろしさは幾つかある。
1.介護事業者から賄賂を受け取っている可能性。
2.そもそも選定作業が面倒なので、知っている事業者しか使わない。
3.単純に近いか遠いかだけで決めている。
要は一切のサービスの比較などを行っていない可能性があるということだ。1は論外だが、十分に可能性があり、説明しない理由が最も高い。はっきり言えば悪徳なケアマネと呼べるだろう。だが、このようなケアマネは実は横行しており、仮に説明があったとしても、賄賂を受け取っている事業所を良く言って、他を貶すなんて事はザラにある。ケアマネはその地位を使って不正を行う可能性の最も高い職種だと言うことをしっかりと覚えておかないと、必要以上に介護費用を払ったり、自分の家族が虐待を受けたりする可能性がありますよ。
コラム『とある地域の福祉について』 @kaigo
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