ケアマネ―ジャーは金で何とでもなる。

 ケアマネって仕事はとても忙しく、大変な仕事である事は間違いが無い。40人近く利用者を抱えた場合、1ヵ月に一度、彼等に会って、ケアプランを作成するという作業をしなければならない。それでもって、ケアプランを作成した時の報酬ってのは限りなく少ないと言える。簡単に言えば、あまり美味しくない業種なのかも知れない。

 それでいて、一人の要介護者を支援するには強い権限を持ってしまうという事が言える。知識が無いからケアマネに介護の事を頼むという事であれば、ケアマネが言った言葉は彼等にとって、全てなのだ。そうなると、起きうることは、ケアマネの都合で要介護者のケアプランが作成されると言う事だ。

 ここまで書くと、ある程度、読めてくると思うが、何処かのデイサービスや訪問介護の事業者が客を獲得するためにケアマネ個人に成功報酬を支払えば、ケアマネはその事業者を使うように誘導することなど、容易い事なのである。最初から情報を遮り、そこしか無いようにするのも出来るし、使わせたくない別の事業者の悪口を吹き込むことも出来る。そうして、彼等は正当な報酬以外にも金を受け取る事になる。

 事業所からすれば、ケアマネは金で何とでもなる。利用者は金で買うものと決まっている風潮が流れているが、これに対して、県や市町村は何も理解をしておらず、場合によっては、営業の一環だと宣う者も居たりするのである。気を付けよう。自分が知らなければ、あなたの家族は知らないところで売買され、酷いケアを受ける事になるよ。

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